第30話

2-6
422
2022/01/15 14:34
あなた
じゃ!行ってきます!
釘崎野薔薇
あなたはすごいね、単独任務なんて。

野薔薇ちゃんが新しい一年生として高専に来てから数日が経った。
あなた
ありがとう!休みもらったら服買いに行こうね!
釘崎野薔薇
うん!
あなた
行ってきます!

早朝、私は高専を出ようとした。



あなた
はっ?!
釘崎野薔薇
どしたの?あなた。

脳裏にこんな場面が映った。

ボロボロで手が無い悠仁。
仲間はいなくて呪いを祓おうとしている。
このレベル…特級?
ここ…どこ?


すぐに霞んで見えなくなって何も見えなくなった…。
あなた
あのさ、悠仁どこ?
釘崎野薔薇
?まだ寝てるよ
あなた
急用!!悠仁に話さなきゃ!
釘崎野薔薇
え!ちょっと、あなた??





出掛けにこんな…
悠仁さん、勝てるのかな…特級に…








あなた
悠仁!?

私は悠仁の部屋にノックもせずに入った。
虎杖悠仁
オワッ!!あなた?!
まだ寝てたようで髪がボサボサ…
あなた
まだ寝てたの?
虎杖悠仁
当たり前だよ!まだ日のぼったばっかだし。
虎杖悠仁
そんなに慌ててなにかあった?
あなた
えっと、

正直伝えるのには勇気がいる…。
もし、手がなくなるなんて言ったら…
あなた
あのさ、今日は無茶な行動をしないって約束して。
虎杖悠仁
え?
あなた
お願い。
友達があんな姿になるのを知っていて今から出かけるなんて無理。
虎杖悠仁
…わかったけどなんで?
あなた
それは…花浅葱で見たから。
虎杖悠仁
花浅葱?
あなた
あ、知らない?
虎杖悠仁
うん…

ちょっとよかった…。







って今何時?!
あなた
え!!もう6時!???????
虎杖悠仁
ほんとだ、ほんと
あなた
やばい!私間に合わない!じゃあね!!
虎杖悠仁
え?ちょ、あなた?!















私は悠仁の声を無視して走った。

________________________________________
あなた
一級数体ね。瞬殺だ!
あなた
陰華!
呪霊
ギェ!!
あなた
よし!



今日は高専のあるところから数キロ離れたところで任務だ。
一級程度の呪霊が立て続けに出現しているらしい。
あなた
(早く終わらせて悠仁を守らなきゃ。)




でも、今日一年生は任務ないはずじゃ…
どういうことだろう、
あなた
とにかく今は呪いを祓わなきゃ!!







呪いを探しては祓い、探しては祓う。それを何回も続けて12時を過ぎた頃だった。






プルルルルルル プルルルルルル
あなた
着信?!五条先生からだ!
あなた
もしもし?
五条悟
あなた、今日は単独任務だよね?
あなた
…はい。どうしたんですか?
五条悟
悠仁達に任務が入った。
あなた
え?!
五条悟
特級仮想怨霊の呪胎の任務だ。
あなた
は?!

まさか…それが特級になったりして…
五条悟
今日は二年は引き続き不在だし、特級の僕たちも高専からは遠いところに派遣されている。
五条悟
この機会に上が悠仁に何か仕掛けるかもしれない。
あなた
何かって…?
五条悟
上層部は悠仁を早く始末したい考えだ。
まさか、朝のに関係して…!
あなた
…それって!!!
五条悟
何か知ってるの?
あなた
…朝見たんです。花浅葱で。悠仁がボロボロになっているのに一人で特級と戦う姿を。
五条悟
…花浅葱で予告されたことは必ず起こる。でもまだ死んではいなかったんだよね?
あなた
…はい、
五条悟
あなた、君は早急に任務を終えて悠仁達の任務に迎え。
あなた
はい。私が必ず悠仁を守ります!








それから1時間後…。
あなた
特級!?
いきなり特級が現れた。
あなた
もう終わると思ったのに。
呪霊
ギュェギィー
あなた
私時間ないの。早く終わらせたいから。あんた、大人しく祓われてね。
呪霊
ギュギュギュ
あなた
陰華!!
呪霊
キッ!



は?!攻撃聞いてない!?
呪いが怪しげに笑った。
あなた
攻撃が跳ね返ってくる!!
呪霊
キヒヒ!

陰華にあたったら確実に死ぬ…!
あなた
っ!
どうにか避け切った…?!
あなた
なっ!
まだ陰華の花が消えてない…、
(陰華は大きい黒色の薔薇みたいなのが出てきてそれを対象に当てる)
あなた
え!

私を追いかけてくる…!
あなた
チッ!
私に当てるまで消えないのね、、
呪い本体に当てなきゃさっきみたいに私に攻撃が返ってくることもないはず。
あなた
陰華!
呪いが操る陰華に向けて私がまた陰華を放った。
あなた
これでお仕舞い!
呪霊
オワンネェヨ…
あなた
しゃべ、え?
二つくつった陰華が私に貫通した。
あなた
…痛゛

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