: 赤side ___
俺には彼氏がいる。
2個年上のころちゃん。
とってもイケメンで
誰にでも優しくて
頭も良くて
スポーツもできて
本当に自慢の彼氏なの。
でも、最近何かおかしいって思い始めた。
俺を呼ぶ声が
俺が呼んだ時に反応する声が
冷たいんだ。
しかも、ころちゃんの部屋から度々聞こえてくる男の人の声。
最初は仕事の人とか、友達とかと通話してるかと思ってたんだ。
その人と通話してると俺に構ってくれないし。
聞こえてくるのは笑い声と、あと…
照れたような声。
ころちゃんは…、
本当に俺のことが好きなの…???
とうとう俺は気になって、ころちゃんの部屋に耳をつけ、どんな話をしているのかを聞いてみることにした。
彼女なんだからいいよね…?
…信じない。
信じない。信じたくない。絶対絶対、信じないんだから。。。
俺はころちゃんを一途に愛してたよ。
いっぱい ”好き” ってつたえたよ。
君に釣り合いたくて努力したよ。
なのに…なんで…?
ねぇ。神様?
なんでこんなひどいことするんですか_____。
俺は、”友達のとこ遊びに行ってくるね” という置き手紙を残して家を出た。
ころちゃんこ顔を見たら泣いてしまいそうで
これからどこへ行こう。
やっぱり、俺が頼れるのは…
ピーンポーン
俺の一番の親友。
恋愛相談とかもよく乗ってもらってた とっても優しいさとみくん。
彼の顔を見ると安心してしまってポロポロと涙がこぼれてきてしまう。
泣かないように我慢してたのに。
突然押しかけたのにも関わらず、俺のことを心配してくれて…
そんな彼の優しさにいつも甘えてしまうんだ
俺は涙を零しながらさとみくんの家に入った
涙が止まらない。
俺が馬鹿なだけなのに、笑い事なのに。
さとみくんは俺の体をぎゅっと抱きしめて、背中をさすってくれた。
さとみくんは、優しい声で俺を落ち着かせてくれる。
俺はさとみくんの暖かくて大きな腕の中で、ころちゃんとのことを全て話した…。
さとみくんの発言に、俺はびっくりして顔を上げる
さとみくんは、少し傷ついているように微笑んで俺に言った。
俺はさとみくんの言葉に、思わず耳を疑った。
さとみくんが俺を…好き………??
不覚にも、「愛してる」なんて言われたら照れてしまう。
さとみくんが俺のことを好きなんて知らなくて。
びっくりしすぎて涙も引いてしまった。
誰よりも優しくて
かっこよくて
勉強は出来ないけど
馬鹿みたいに元気で
なんかあるとすぐ駆けつけてくれて
元気づけてくれて
誰よりも俺を、愛してくれて…
そうして俺らはころちゃんの家へ向かった_。
続く
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わー!やっと赤受け短編集作れた~😊
ずっとずっと作りたくて…!
記念すべき最初の回がずっと書きたかった浮気のやつで嬉しい😂👏
良ければ♡,お気に入り登録,フォローよろしくお願いします~!
あと、リクエストとかも全然大ざっぱでいいので欲しいな☺️
よろしくお願いします( ¨̮ )
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。