あなたside
今日も会社でこき使われて死ぬほど疲れた
まだコムドットは編集か撮影中かな、家帰らない方がいいよな〜
『はぁ、何してから帰ろっかな』
『駅前のカフェで一人でゆっくりして行こうかな』
ゆた 「あなた!」
『あれ?ゆたちゃん?どしたの?撮影とか編集は?』
ゆた 「ゆたちゃんじゃなくてゆうたって呼べ」
「みんなは家でそれぞれ編集中
俺は編集終わったから買い物行かされたとこ」
『買い物?何買うの?』
ゆた 「今日編集終わったら撮影もないからみんなで飲みつつお泊まりしようかってなって」
「あなたはどうせ大賛成だろってやまとが」
『え!!飲みたいお酒飲みたい!!』
ゆた 「声でけぇよばかwww」
『あ、ごめんついつい』
ゆた 「あなたは?ここで何うろちょろしてたの?」
『いや、はやめに終わったけど編集か撮影してるだろうから邪魔できないなーって思ってカフェ寄ろうとしてたとこ』
ゆた 「お、いいじゃん ちょっとカフェでゆっくりしてから買い物して帰ろ」
『いいの!?じゃあいこ!何飲む?』
ゆた 「気が早いんだよお前は笑」
『ごめんごめんゆうたと2人でカフェとか久しぶりでテンション上がっちゃってさ』
ゆた 「やまとの前でそんなこと言ったら怒られんぞ」
『拗ねたやまと可愛いからちょうどいい』
ゆた 「お前割と性格悪いな」
店員 「いらっしゃいませご注文は?」
ゆた 「俺コーヒーで」
『じゃあ私はカフェラテでお願いします!』
店員 「かしこまりました 1000円になります 」
私が財布を出そうとしたらスっと手前にゆうたが手を出してきた
ゆた 「お願いします」
店員 「ちょうどお預かりしました、あちらのお席でお待ちください」
『ちょっとゆた!?』
ゆた 「いいのいいの」
『いやだってカフェ行きたがってたのは私だし、』
ゆた 「いくって決めたのは俺だしこれぐらい出させて」
『はーい、』
ゆた 「申し訳なさそうにすんな笑」
『わかったわかった』
ゆた 「てかさっき珍しくゆたちゃんじゃなくてゆただったじゃん」
『さすがに人前じゃ恥ずかしいので。』
ゆた 「なるほどな 」
店員 「お待たせしました カフェラテとコーヒーになります」
ゆた 「ありがとうございます」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。