第10話

無心
304
2020/03/23 14:00
あなたside
私は家に帰る気にもなれず…ひたすら歩いた。
よく覚えてないが何故か懐かしい公園があった。
あなた
ここで私なにをしていたんだろう…
色々考えていたらあたりは暗くなっていっていた。
あなた
やば…帰んないと…
あなた
あれ…まって、思い出せない…
私は帰り道がわからなくなってしまった。
ここがどこかもよく分からない。
あなた
こんなん…小学生以下…
怖い、すごく怖い
あなた
みっくん…たすけて…
ツリメ
ツリメ
あなた?
あなた
ツリメ
ツリメ
何してるの…こんなところで
あなた
迷っちゃって…
ツリメ
ツリメ
迷っちゃってってまぁたしかにここらへんの道複雑だよね
ツリメ
ツリメ
でもなんでここに来たの?
あなた
わかんない、
ツリメ
ツリメ
あなた
あなた
ん?
ツリメ
ツリメ
昔、俺とね
ツリメ
ツリメ
学校帰りにいつもこの公園にいって遊んでたんだよ
あなた
え…?
あなた
まって…
少し思い出してきた。このベンチで誰かと…
女の子みたいに可愛くて天使のような笑顔の男の子。
あなた
あれ、みっくんなの…?
昔、私を見つけ出してくれたのも
みっくんだったの?
ツリメ
ツリメ
やっと…思い出してくれた?笑
みっくん…そうだ私の大好きな男の子。
それがこの目の前にいる彼だったんだ。

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