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第1話

☁謎多きこの世界
もも
もも
いっけなーい遅刻遅刻!
口にパンぶっこんで行かないと間に合わない~!!!
私はもも!ごく普通の高校生!

今日も「遅刻遅刻~!って言いながら曲がり角でイケメンとぶつかって目が合って恋に落ちる」っていうシチュを体験するために走ってます!!
もも
もも
あれ、いつもここで「いってらっしゃい気を付けてね」って言ってくれるおばあさんがいない!
もも
もも
あ!いつもここで「今日のネイルの色は何色?」って聞いてくる小学生がいない!
皆どこ行っちゃったんだろ…
そんなことを考えてたら


ドン!!誰かにぶつかってしまった。
もも
もも
(イケメン来た??)
れの
れの
ご、ごごごごめん!!もも!
もも
もも
んだよ、れのかよくそ
れの
れの
あわわわわ!!そんな性格だから「遅刻遅刻~!って言いながら曲がり角でイケメンとぶつかって目が合って恋に落ちる」っていうシチュを体験できないんだよ~!
もも
もも
うるせえなあほんとに。
自覚済みだよ自覚済み!!!

まずこの街にイケメンなんているわけないでしょ。
れの
れの
ねえこの記事見て!!
もも
もも
私の話に何か答えろや
…なになに?
もも
もも
今日から嘘をついたら強制的に魔法少女にしますぅ!?
誰がこんなくそみたいな決まり作ったんだ?
てかなんのために?この世界に某魔法少女アニメに出てくるような敵がいるの??
れの
れの
あ、このことについて政府が会見するらしいよ
れのが手に持っているスマホを横画面にし、音量を上げた。


政府「えー、魔法少女の件に関してですが、今まさに必要とされているのが「魔法少女」です。
   理由はですね、たった一つです。警察が消えたから!!

   以上を持ちまして、今回の会見は終了させていただきます。」
もも
もも
…政府は馬鹿なんか?
れの
れの
でも警察が消えたって…
どうして消えたんだろう。
てか、普通に住民もいないし。
もも
もも
住民もいないよね?
れの
れの
はっ!
もしかして…悪い何かに連れ去られたとか…!!
もも
もも
いやいや流石に…いや、あるわ。バチバチにある。
れの
れの
でしょ?
とにかく私たちは嘘をついたらダメってことね。

でも魔法少女が出ないと悪い何かは倒せないんじゃ…
もも
もも
それはまたあとで!!
今は学校に行くんだよ!!!
れの
れの
う、うん。
それにしても、どうして急にそんなことになるのだろうか。
嘘をついたらダメってことは____友人にテストの点数聞かれたときに嘘ついて「86点だよ~!」ってごまかせないってこと!?!?

最悪だ…
無意識に嘘ついてることがあるかもしれない…
気をつけなきゃ。
もも
もも
(多分大丈夫。いずれ魔法少女は出てくるはず。)


この時はまだ怖さというものを知らなかった。




























私が魔法少女になるまでは。