第63話

物間くんに頼る。
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2021/09/25 13:46
如月あなた
『別に大丈夫。でも、物間、教科書使えなくなったよね。誰かに借りてくれる?』
物間寧人
はぁ…馬鹿じゃないの?』
如月あなた
『え...?』
物間寧人
『君はいつも人の心配ばかりするよね。』
如月あなた
「そんなこと…』
物間寧人
『頼りなよ。君の近くにいるでしょ。』
如月あなた
『勝己くん?』
物間寧人
『違う。なんで名前呼び…
如月あなた
『わかってるよ。物間でしょ。』
物間寧人
『そうだよ。』
如月あなた
『…でも物間に迷惑だし。』
物間寧人
『君が遠慮とからしくないから。』
如月あなた
『どういう意味よ。』
物間寧人
『勿論いい意味さ。』
如月あなた
『……じゃあさ。』
物間寧人
『うん。』
如月あなた
『一つだけ、お願いしてもいい?』
物間寧人
『何?別になんでも受け止めるけどさ。』
如月あなた
『………助けて。
物間寧人
『いいよ。』
爆豪勝己
おい。
如月あなた
か、勝己くん…。
爆豪勝己
貸せや。
如月あなた
え、あ、その、物間…なんだけど。
爆豪勝己
わーってるわ。
物間寧人
『もしもし?あなた?』
爆豪勝己
あっち行っとけ。
如月あなた
え、あ、うん。
私のスマホなのに…((
何話すんだろ…。
爆豪勝己
『おい物真似ヤロー』
物間寧人
『あれ?あなたじゃないの。』
爆豪勝己
『テメェ、あなたんことどー思っとんだ。』
物間寧人
『え?別に君に関係ないよね?』
爆豪勝己
『幼馴染だから関係あるわ。好きなんなら好きな奴泣かせんなや』
物間寧人
『はい?僕、泣かせてないんだけど。』
爆豪勝己
『じゃあ何であなたは泣いてんだよ。』
物間寧人
『知らないし。…あ。』
爆豪勝己
『思い当たることあんなら言えや。』
物間寧人
『わからないけど、あなた、多分虐められてる。』
爆豪勝己
『は?』
物間寧人
『君はどう思ってるのさ。僕だけが言って君が合わないとかフェアじゃないよね?ね?』
爆豪勝己
『あ"?別になんとも思ってねぇわ。』
物間寧人
『ん…って…はァ!?』
爆豪勝己
『テメェまず言ってねぇだろーが。』
物間寧人
『え、ほんとに好きじゃないの?』
爆豪勝己
『あったりめーだろ。興味ねぇわ。』
物間寧人
『へ、へぇ…。』
爆豪勝己
『んなことより、誰かわかってんのか?』
物間寧人
『検討はついてるかな。証拠はないけど。』
爆豪勝己
『言え』
物間寧人
『随分と上からだねぇ。⚪︎⚪︎って派閥。ヒーローを目指す学校だからありえないと思うんだけどね。』
爆豪勝己
『脅しとかもありえんだろーが。』
物間寧人
『あぁ。ヴィランならあり得るね。あなたには言わないでくれよ。』
爆豪勝己
『言うわけねぇだろーが。』
物間寧人
『意外と話が早くて助かるよ。意外と。』
爆豪勝己
『一言余計だわ!💢💢』
ブチッ
爆豪勝己
あ。
如月あなた
かっつっきくーん!!

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