物間side
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今、絶対力弱くしたよね。
僕から離れようとしない、君には言われたくないね。
焦ってるね。
顔赤いし。
…は?
君が初めてだよ。
僕の個性である、コピーを羨ましいと思う人は。
自覚なんてしてない。
僕の個性である、コピーは相手がいないと、無個性になってしまう。
それも5分しか使えない。
昔、その個性じゃヒーローにはなれないって言われてたしね。
まぁ、なるけどさ。
とはいえ、羨ましいとか思われるわけないと思ってたのに…
まぁ、僕はうまく使いこなせてるけどね。
とはいえ、如月あなた。
君は僕を変えてくれた張本人かもしれないね。
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⚡️⚡️⚡️⚡️ピカッ⚡️⚡️⚡️⚡️
⚡️⚡️⚡️⚡️ドッカーン⚡️⚡️⚡️⚡️
違うよ。君だから言ってるんだよ。って言ったらどんな反応するだろうね。
まぁ、そんなこと恥ずかしくて言えないけど。
あー、そっか。
なんで、君だけにそんなことを言えるのか。
なんで、君のことを守りたいと思ったのか。
やっとわかったよ。
わかってたけど、気づかないフリをしていたのかもしれない。
気づいたよ。
僕はね、
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君のことが好きなんだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!