あの日から時は過ぎていき、今日は大学の卒業式の日になった。
(めっちゃ飛びました。すみません。)
今日で大学生活最後の日。
卒業式を終えた私達は、外でみんなと集まっていた。
そこでは号泣している私を羽優ちゃんが優しく撫でてくれていた。
羽優ちゃんは涙をぬぐってくれた。
でも、私の涙が止まることはなかった。
私は羽優ちゃんに抱きついた。
遠くから北ちゃんの声が聞こえてきた。
そう言って、私の腕を引っ張った。
そして、北ちゃんは私を真剣な顔で見た。
すると、北ちゃんはその場でひざまついた。
そして、1つの箱を取り出した。
その箱を北ちゃんが開けると、とてもキラキラ輝いていた。
私は突然の事で頭が真っ白になった。
すると、北ちゃんは子犬のような顔で私を見つめてきた。
いつもかっこいいのに本当にそういうところはずるいと思う。
私は頭を下げた。
キャーっと周りで歓声が湧き上がった。
羽優ちゃんが私に抱きついた。
たくさんの人が私達に祝福してくれた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。