あの日から何日か経った。
北人side
突然のあなたからの誘いだった。
あなたの家へと向かった。
あなたの家は今日、誰もいないらしい。
そう、2人きり。
家に入る瞬間とても緊張した。
そして、俺はあなたの部屋へと案内された。
部屋に入った瞬間、フワッとあなたの匂いがしてきた。
ドキッ
家に入る瞬間よりもさらに緊張してきた。
あなたが座ったのはベッドの上だった。
そして、あなたはその横に俺を座らそうとした。
俺は恐る恐るあなたの隣に座った。
彼女の部屋、彼女のベッドといろいろと限界だった。
俺はあなたにキスをした。
俺は興奮して止まらない。
すると、
下から声が聞こえてきた。
誰かが帰ってきたと思ったが、キスを止めることが出来なかった。
あなたの口を話したくなかった。
すると、
ガチャ
部屋の扉が開いた。
俺はやっとあなたの口から離れた。
俺はぎこちない感じで言った。
突然、あなたのお兄さんが叫んだ。
そして、あなたの腕を掴んで抱きしめた。
すると、
あなたのお母さん「ただいまー」
あなたのお母さんも帰ってきたようだった。
あなたのお母さん「ん?この方は?」
あなたは照れくさそうにそう言った。
あなたのお母さん「きゃー!かっこいい彼氏ねぇ~」
そう言って、あなたのお母さんは俺を叩いた。
あなたのお母さん「あなたをよろしくね!」
あなたのお母さん「フフッ」
あなたのお母さん「もう、隼!何言ってんの!?
そうだ!今日は、うちで夕飯食べて行って!」
そして、俺はあなたの家でご馳走になった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!