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2020/02/02

第2話

心霊スポットでのお約束
紹介して何分か経った。1人目のメンバー、京子さんが来た。ぺこりとお辞儀をしただけで何も言わず部屋の隅にあるカメラを首にかけた。

「...」

ー沈黙が重いー

助けを求めるように純を見たが視線に気づいてサッと目を逸らすとスマホを取り出して見なかったことに。

ーあんのヤロォ...逃げやがってー

仕方ないので美玲が口を開く。

「あ、京子"さん"。昨日チラッといたこのクズは今日から怪研に入ることになってて」

「ええ、分かってます...」

「あ、うん。そ、だね。えーと、今日どうだった!?」

嫌そうな顔をして京子さんは言う。
1番歳下だが京子さんは雰囲気的にさん付けしないと駄目なように思える。
それに京子さんは根っからのいわゆる陰キャ。
あまり喋らないが美玲的には唯一の同性なので仲良くしたい。

「変わらない日ですよ。それより真野先輩来たらしいです」

そう言われて振り返ると同時にノックが聞こえ、真野くんが入ってきた。

真野くんは至って真面目で一時期生徒会候補にも上がっていたが部長の権限で怪研に引き戻された。周りから見れば部長の下僕が真野くん。
降り回っされぱなしで苦労していると思う。
それを言うなら美玲も同じでただでさえ扱いにくい陰キャにハイテンションだ。まとめるのは並みの人では出来ない。

「こんにちは。みんなお揃いで、部長はまだなんですね」

ー来なきゃいいのに、出来れば一生!ー

真野くんは純にお辞儀をすると避けるように距離を取った。
対する純は何も見ないようにスマホをいじる。

すると外から大声とドタドタと走る足音が聞こえてきた。

「てんめぇ、純平!!ふざけんなっ!」

「お前もそれまでだってことだw!」

「純平...兄さん?」そう純が呟いた。



ー来ない...部長が来ないー

30分しても部長がなかなか来ない。

「ちょっと私、見てくるね」

若干怒り気味に美玲がドアに向かうところに

ガチャリ、部長が入ってきた。

「部長!遅いっ...てどうしました!?」

いつものハイテンションはなく、珍しくシューンと落ち込んでいたのだ。

「兄上に怒られた...」

だがそれも一瞬で純を見るなりいつも通りのハイテンションに戻った。

「新入生っっ!!」

そう叫んだや否や純の手を強引に掴み、振り回す。
初めての純はドン引きだが、美玲達は慣れている。無視だ。

「新入生歓迎会をするぞ!!」

ブンブンブンブン振り回す勢いが強くなった。



新入生歓迎会といっても怪研だ。
部長の意向で心霊スポットで遊ぼうということになった。
今日の夜例の場所に集合。

美玲はただ1つ気になっていたことがあり帰り、真野くんを呼び止めた。

「あのさ、ちょっといい?」

「はい?」

真野くんが応答する。

「さっき純をみたとき、避けてた気がして。あ、違うんならいいんだよ?でもなんとなくいつもの真野くんじゃないなぁって...」

後半早口になる美玲。真野くんは少し悩んだ後、口にした。

「実は...憑いてたんです。」

「えっ?」

「純さんの後ろに女性が!」