第9話

告白のチャンス。
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2018/03/13 03:37
あんなことがあってから1ヶ月。

みきと照史くんは上手くやってる、そう思っていた。

突然みきが、私に声をかけてきた。

«あなた、ちょっといいかな?»

「う、うん。」

恐る恐るついて行った。

「どうしたの?みき?」

«私ね、照史と別れた…»

「え?なんで、、」

«もともと合わなかったんだよ、、照史とは。あと、好きな人がいるって言ってた…»

「好きな人…、、」

私は全然気づいていなかった。

«照史はあなたのことが好きなんだよ、見てたらわかる…、照史の視線の先にはいつもあなたがいた、、ねぇ、あなた、あなたも照史のこと好きなんでしょ?»

私はドキッとした。

「…、、う、うん、す、好きだよ。でも、」

«でも、じゃない!ほら、早く告白してきな!前、あなたが私の背中押してくれたように次は私があなたの背中押さないとね♪»

「みき…、、ありがとう!!ちょっと行ってくる!」

私はそのまま照史くんがいる教室に走った。
やっと気持ちが伝えられる。

教室についた。
でももう誰もいなかった。

『あれ?あなた、まだ帰ってなかったん?』

そこには大好きな人がいた。

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