声の主は2階の玉座にいた
低く重たい、冷たい声
そして、声のする方へ向き直すと
大きな体でキツイ目をして
割とゴツい鎧を纏っている
そして確信した
あれがヴィランだ
心臓の音が早くなって
吐き出しそうになる
それでも、立ち向かわないといけない
そういう時ヴィランは笑い出し
立ち上がった
そしてルジュアの下に魔法陣ができた
ルジュアにはすぐわかった
これは攻撃用ではなく
テレポートようだった
おそらく、戦いやすいよう会場を移すのだろう
そしてヴィランの下にも同じものができた
ルジュアはヴィランを睨みつけながら
魔法陣に包まれ移動された
そして魔法陣が消え別の会場に移された
ルジュアは目を見張った
ここはよく知っている場所
正確にはそこが模倣された場所
ここなら都合がいいと、
ルジュアはニヤリと笑みを浮かべた
そう、そこは…
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第10話 最終話 ヴィラン戦とその後
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