学園長side
…どうしたもんですかねぇ
目の前にはつぶらな瞳で見つめてくる小さな
女の子
1人足りない新入生を探しに行ったところ鏡
の間で発見しました
『お兄ちゃんだあれー?』
お、お兄ちゃん!嬉しい呼ばれ方ですねぇ
学園長「私の名前はディア・クロウリー
この学校の学園長ですよ、小さなお嬢さん
あなたのお名前は?」
『ディアお兄ちゃん!私はね、あなたって
いうんだぁ!』
学園長「可愛いお名前ですねぇってそれどこ
ろではありません!入学式の途中でした
早く残りの新入生を探さなくては」
そうは言っても視界の片隅に映るのは小さな
女の子
この学園に限ってそんな趣味の人はいないと
思いますが…
一応です
学園長「あなたさん、私と一緒に人を探し
てくれませんか?」
視線が合うようにしゃがんでそう言った
『んー、いいよ!一緒する!』にか!
…可愛らしいですね
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。