学園長「さぁ、寮分けが終わっていないのは
貴方だけですよ!さぁ鏡の前に、立って」
ユウ「は、はい」
鏡「汝の名を告げよ」
ユウ「ユウです」
鏡「ユウ…、汝の魂の形は……わからぬ」
学園長「なんですって?」
そんな馬鹿な…
鏡「この者からは魔力の波長が一切感じられ
ない。
色も形も一切の無である
よって……
どの寮にも相応しくない!!」
その言葉にざわざわと騒ぎ出す生徒たち
ああもう!私だって騒ぎたいですよ!←
『あのおにーさん変なの?』
私を見つめてくるあなたさん
学園長「…そう、ですね、此処にいるいるの
は少しおかしいかもしれません」
あなたさんはそっかと呟いた
学園長「いや、しかし魔力をもたない者を黒
き馬車が迎えに行くなんてありえない!
生徒選定の手違いなんてこの100年間1度たり
ともなかったはず…
一体何故このような…」
ああ全く今年は何故こうも次から次へと…
そんなことを考えているとあの狸くんが鞭を
ほどいてまた暴れだした
折角の入学式が台無しですね本当に
ローズハート君のユニーク魔法で狸くんの魔
法を封じて事なきを得たものの…はぁ
学園長「ふぅ、やっと一難去りましたね
さてあなたさん、次はあなたを元の場所に
戻す番ですよ」
『もとのばしょ?』
学園長「ええ、そうです。さぁ名前を」
『えっとね、あなた!』
鏡『汝の居場所は……ここである。ここ以外に
この者の居場所はない!!』
学園長「ああ…どうしましょう」
那月でっす!この作品がランキングに乗りま
した!たくさんのハートありがとうございま
すm(*_ _)m
あまり物語が進まずすみません…
頑張って進めていきますのでこれからもよろ
しくお願いしますm(*_ _)m
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!