第34話

弐拾漆
1,585
2020/03/03 15:15
夢主side
隠「困ります!不死川様」
隠「どうか箱を手放してくださいませ」
???「鬼を連れてた馬鹿隊員はそいつかいィ」
おー、傷だらけじゃん
あだ名“心臓病”決定!
心臓病、持ってそうな感じ
心臓病「一体全体どういうつもりだァ?」
おっぱ○星人「(不死川さん、また傷が増えて素敵だわ)キュン」
隠「胡蝶様、申し訳ありません……」
パスパス姉さん「不死川さん、勝手なことをしないでください」
おっ○い星人「(しのぶちゃん、怒ってるみたい   珍しいわね カッコイイわ)キュン」
さっきからお○ぱい星人からキュンって音、聞こえるんだけども
心臓病「鬼が何だって?坊主ゥ」
ねぇ、坊主って言葉
野球刈りしてるやつに言うんじゃないの?
サザ○さんのカ○オとか
心臓病「鬼殺隊として人を守るために戦えるゥ?そんなことはなァ」
心臓病「ありえねぇんだよ馬鹿がァ!」
炭治郎「!」
ねずちゃん!!危ない!
カキーン!!
私は咄嗟に心臓病の刀を弾き返した
柱全員「「!!!」」
あなた「おい、心臓病!貴様はこの俺を怒らせた……」
あの天使のねずちゃんを刀で刺そうとするとか、一体どういう神経してるの?
あ、ちなみに縛られていた縄は引きちぎったぜ☆
あ、今私の事ゴリラって思ったやつ挙手
今なら怒らないからニコ
心臓病「は?」
お○ぱい星人「(不死川さんの刀を弾き返した?!女の子なのにカッコイイわ!)」
ダダン
隠「あっ……」
炭治郎「俺の妹を傷つける奴は柱だろうが何だろうが許さない!」
タピオカ「やめろ!!もうすぐお館様がいらっしゃるぞ」
心臓病「!!」
ビュン
ガッ
ドォ
炭治郎が心臓病に頭突きを食らわせた
タピオカ「……」
炭治郎、頭硬すぎな
ドラ○もんといい勝負するよ
おっぱ○星人「ブフッ」
お○ぱい星人「すみません」
炭治郎「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら、柱なんてやめてしまえ!!」
そーだそーだ!!
俺の嫁を傷つけようとした罪は重いぞ
心臓病「てめェェ……ぶっ殺してやる!!」
あなた「殺せるもんなら殺してみろ!」
???「お館様のお成りです」
あれは……白子ちゃん?!
そういや、名前聞くの忘れてた
お館様「よく来たね、私の可愛い剣士こどもたち」
炭治郎「?!」
お館様「お早う皆、今日はとてもいい天気だね」
お館様「空は青いのかな?」
この人が親方サマ?
あ、もしかして親方サマじゃなくてお館様?
漢字、違ってたわ
それに、なんかの病気なのかな?
目、見えて無さそうだし……
お館様「顔ぶれが変わらずに半年に1度の“柱合会議”を迎えられたこと、嬉しく思うよ」
ドゴッ
私と炭治郎は地面に顔を押し付けられた
あなた「いった……!」
炭治郎&あなた「!!」
ザッ
え、何?
なんか膝まづいてる
心臓病「お館様におかれましてもご壮健で何よりです」
心臓病「益々のご多幸を切にお祈り申し上げます」
お館様「ありがとう、実弥」
おっぱ○星人「(私が言いたかった   お館様にご挨拶……)」
ちょ待て、心臓病って敬語使えたん?
心臓病「畏れながら柱合会議の前にこの竈戸炭治郎なる鬼を連れた隊士についてご説明いただく存じますがよろしいでしょうか」
お館様「そうだね、驚かせてしまってすまなかった」
お館様「炭治郎と禰豆子のことは私が容認していた」
お館様「そしてみんなにも認めてほしいと思っている」
柱全員「「!!」」
涙腺崩壊男「嗚呼……たとえお館様の願いであっても私は承知しかねる……」
いや、承知しろよ!
派手男「俺も派手に反対する」
派手男「鬼を連れた鬼殺隊員など認められない」
認めろ!
おっ○い星人「私は全てお館様の望むまま従います」
うん、従って!
ボーボー美少女「僕はどちらでも……すぐに忘れるので……」
忘れないで!
パスパス姉さん「………」
なんか喋って!
タピオカ「……」
タピオカも喋ってよ!
厨二病「信用しない信用しない、そもそも鬼は大嫌いだ」
じゃあ、好きになろ?
松岡○造「心より尊敬するお館様であるが理解できないお考えだ!!全力で反対する!!」
尊敬してるなら、賛成にしようよ
心臓病「鬼を滅殺してこその鬼殺隊」
そうだね、ねずちゃんは天使だ(?)
心臓病「竈門・冨岡 両名の処罰を願います」
私は処罰されないの?
お館様「では手紙を」
白子「はい」
ちょー関係ないこと言っていい?
白子ちゃん、2人いるよね?
ドッペルゲンガーですか?怖いです
白子2ツー「こちらの手紙は元柱・・である鱗滝左近次様から頂いたものです」
白子2ってなんか映画みたいになっちゃった笑
白子2「1部抜粋して読み上げます」
白子2「“_____炭治郎が鬼の妹と共にあることをどうか御許しください”」
白子2「“禰豆子は強靭きょうじんな精神力で人としての理性を保っています”」
白子2「“飢餓状態であっても人を喰わず、そのまま2年以上の歳月が経過致しました”」
白子2「“にわかには信じ難い状況ですが紛れない事実です”」
白子2「“もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は、竈門炭治郎及び___……”」
白子2「“鱗滝左近次 冨岡義勇 小時あなたが腹を切ってお詫び致します”」
へ?
まじかよ……
なんか勝手に命かけられてた笑
心臓病「……切腹するから何だと言うのか、死にたいなら勝手に死に腐れよ」
あ、敬語抜けた
心臓病「何の保証にもなりはしません」
松岡修○「不死川の言う通りです!人を喰い殺せば取り返しがつかない!!殺された人は戻らない!」
お館様「確かにそうだね」
お館様「人を襲わないという保証ができない、証明ができない」
お館様「ただ人を襲うということもまた証明ができない」
心臓病「!!」
確かに……
お館様ナイス!
お館様「禰豆子が2年以上もの間、人を喰わずにいるという事実があり禰豆子のために4人の命がかけられている」
お館様「これを否定するためには否定する側もそれ以上のものを差し出さなければならない」
心臓病「……っ」
○岡修造「……むぅ!」
お館様「それに炭治郎とあなたは鬼舞辻と遭遇している」
ん?鬼舞辻って?
あ、マイコーのこと?
派手男「?!」
派手男「そんなまさか…ですら誰も接触したことが無いと言うのに…!!こいつが?!」
え、柱とマイコーって会ったことないの?
派手男「どんな姿だった?!能力は?!場所はどこだ?!」
ドッ
あ、お○ぱい星人が突き飛ばされた
大丈夫かな?
ボーボー美少女「戦ったの?」
心臓病「鬼舞辻は何をしていた?!根城は突き止めたのか?!」
炭治郎「……」
心臓病「おい、答えろ!!」
炭治郎、頑張って
私はおっぱ○星人を助けてくるからさ
あなた「あのー、大丈夫ですか?」
お○ぱい星人「え、えぇ……」
あなた「手、貸しますよ」
おっ○い星人「ありがとう……(私を助けてくれるなんて……!なんてカッコイイのかしら!キュンキュンしちゃうわ!)」
心臓病「まず鬼舞辻の能力を…」
スッ
ピタ
お館様が口元に人差し指をあてると柱たちは途端に静かになった
え、えぇぇ!
お館様が口元に人差し指をあてただけなのに静かになったんだけどぉー!!
恐るべし、お館様
お館様「鬼舞辻はね  炭治郎に向けて追っ手を放っているんだよ」
お館様「その理由は単なる口封じかもしれないが私は初めて鬼舞辻が見せた尻尾を掴んで離したくない」
お館様「恐らく禰豆子にも鬼舞辻にとって予想外の何か・・・・・・が起きているのだと思うんだ」
炭治郎「……」
お館様「分かってくれるかな?」
派手男「……」
松○修造「……」
心臓病「わかりませんお館様」
心臓病「人間ならば生かしておいてもいいが鬼は駄目です、承知ができない」
もうほんと心臓病やだ
しつこすぎ
そんなんだと彼女も出来ねぇーぞ←
はぁ…仕方ないな
あなた「なら、私が証明してみせますよ」
あなた「一応私、稀血らしいので」
柱全員「「……」」
お館様「あなた……」
炭治郎「!」
あなた「お館様、ちょっと屋敷の中に入ってもいいですか?」
あなた「炭治郎……ねずちゃんならきっと大丈夫だから(小声)」
炭治郎「で、でも……!」
ズン
炭治郎「かっ……」
厨二病が炭治郎を強く押さえつけた
炭治郎……!
あなた「……っ」
ザッ
いたたた……
私は腕を刀でちょっと切った
でもこれもねずちゃんのため!
あなた「さぁ、ねずちゃん   出ておいで」
ズズ
禰豆子「フゥフゥ」
ボタボタ
私の血が床に流れ落ちる
ねずちゃん頑張って!
パスパス姉さん「伊黒さん強く押さえすぎです」
パスパス姉さん「少しゆるめてください」
ミシミシ
厨二病「動こうとするから押さえているだけだが?」
パスパス姉さん「……竈門君  肺を圧迫されている状態で呼吸を使うと血管が破裂しますよ」
派手男「血管が破裂!!いいな響きが派手で!!よし行け破裂しろ」
涙腺崩壊男「可哀想に……なんと弱く哀れな子供   南無阿弥陀仏……」
炭治郎「グ……ゥ……ウ……」
パスパス姉さん「竈門君!」
ブチブチ←縄を引きちぎった音
炭治郎「禰豆子!!」
プイッ
禰豆子「フンフン」
ねずちゃん!!やった!!
お館様「どうしたのかな?」
白子2「鬼の女の子はそっぽ向きました」
白子2「目の前に血塗れの腕を突き出されても我慢して噛まなかったです」
お館様「ではこれで禰豆子が人を襲わないことの証明ができたね」
心臓病「!!」
炭治郎「!!」
あなた「よくやったね!ねずちゃん!さすが、私のねずちゃん!」
ギューッ
禰豆子「むー♪」
厨二病「何のつもりだ 冨岡…」
タピオカ「……」
お館様「炭治郎、それでもまだ禰豆子のことを快く思わない者もいるだろう」
お館様「証明しなければならない、これから」
お館様「炭治郎と禰豆子が鬼殺隊として戦えること役に立てること」
お館様の声、なんか落ち着く……
お館様「十二鬼月を倒しておいで  そうしたら皆に認められる炭治郎の言葉の重みが変わってくる」
炭治郎「俺は……俺と禰豆子は鬼舞辻無惨を倒します!!俺と禰豆子が必ず!!悲しみの連鎖を断ち切る刃を振るう!!」
お館様「今の炭治郎にはできないからまず十二鬼月を1人倒そうね」
炭治郎「……はい」
炭治郎、顔真っ赤
お○ぱい星人「(だめよ笑ったら)」
お館様「鬼殺隊の柱たちは当然抜きん出た才能がある」
お館様「血を吐くような鍛錬で自らを叩き上げて死線をくぐり、十二鬼月をも倒している」
お館様「だからこそ柱は尊敬され優遇されるんだよ  炭治郎も口の効き方には気をつけるように」
炭治郎「は……はい」
お館様「それから実弥、小芭内」
お館様「あまり下の子に意地悪をしないこと」
心臓病&厨二病「「……御意」」
御意?!
いつの時代?!
あ、大正か
御意って返事するのドク○ーXだけだよ!
お館様「炭治郎の話はこれで終わり  下がっていいよ」
やっと終わった……早く休みたい
お館様「あなたは残っておいてね」
え、そんな……わっし、帰れないの?
パスパス姉さん「でしたら竈門君は私のお屋敷でお預かり致しましょう」
炭治郎「えっ?」
パスパス姉さん「はい連れて行ってください!」
パンパン
パスパス姉さんが手を叩くと隠の人が出てきた
隠「前失礼しまァす!!」
お館様「では柱合会議を……」
炭治郎「ちょっと待ってください!!」
炭治郎「その傷だらけの人に頭突きをさせてもらいたいです   絶対に」
隠「黙れ!!黙っとけ」
炭治郎「禰豆子を刺した分だけ絶対に!!!」
隠の人大変そう……
炭治郎「頭突きなら隊律違反にはならないはず……」
そういう問題じゃないよ、炭治郎
隠「黙れ!!指はがせ早く!!」
ビシビシィッ
炭治郎「はぶぇ!」
誰かが炭治郎に向かって石を投げた
お?
ボーボー美少女「お館様のお話を遮ったら駄目だよ」
ビキッ
石が割れた?!
美少女のくせにやるじゃないか
隠「もっ申し訳ございませんお館様、時透様」
おっ○い星人「(無一郎君……やっぱり男の子ね、カッコイイわ)キュン」
ボーボー美少女「早く下がって」
隠「はひっ……はいィイ!!」
お館様「炭治郎、珠世さんによろしく」
炭治郎「?!」
たまよさんってだれ?
お館様「さて、では柱合会議を始めよう」
私、どうすんの?
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大正こそこそ噂話
あなたは不死川さん以上の稀血らしいよ!

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