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第3話

『 天使のお仕事 』21 〜
『天使のお仕事』

☆21☆

ナ「えへへっ!それほどでもぉ〜ww」


やったぁ!!!
涼介に褒められた!!!


涼「ふふっw」


卵焼きを頬張りながら、また笑い出した涼介。


ナ「??どうして笑ってるの?」
涼「ふふっw 」


私の問いに、意味ありげに笑った。


涼「不思議なんだよなぁ〜w」
ナ「えっ?何が?」
涼「やっぱ俺…間違ってた。ナナミの言う通りだよ…」


私は、ナナミちゃんの記憶を辿った。




______________

ナ「大事な大会前だからこそだよッ!!!」
涼「っ!!!」
ナ「ねぇ?それで、ここちゃんが喜ぶと思う?悲しんでばっかりでっ!周りを見てよ?私だって、仲間だって、皆んなマネージャーが ひとりいなくなって、悲しいのは同じなんだよッ!!!」
涼「じゃぁ、俺抜きでやればイイだろ…」
ナ「だからッ!!!」


☆22☆

ナ「涼介くんが頑張らなきゃ意味がないのッ!!!ここちゃんは、涼介くんを観たいの!サッカーで、ひたむきに走る涼介くんが好きなのッ!!!」


涼「っ!!!」


ナ「私達が、全力で涼介くんのサポートをする!だから…お願い!前を向いてッ!!!」


______________


ナナミちゃん…


そんな事…言ってたんだ…





涼「ナナミ?……泣いてるのか…?」





私の涙は、止まらない。





だって、涼介が今朝 笑っていたのは…

私じゃなくて…ナナミちゃんが居てくれたから。

あの時の勘は、正解だった。




悔しいな…




忘れられちゃうなんて…





涼「今でも、傍に……こころが居る様に思えるんだ…ナナミや…りりかの言葉が……そう思わせる。」





涼介…





☆23☆




私…どうしてシんじゃったんだろう?


もっともっと、涼介の傍に居たかったのに…


もっともっと、涼介を愛したかったのに…






でも…
もう…お終いかな……








ナ「お願いが……あるの//…っ…」





涼「ん?」






ナ「…可愛いよって言って欲しいの//…いつもみたいに……もう一度//…っ……」









最後の…………お願い。


これで…………サヨナラ…









涼「まさか……こころ…?」
ナ「……うん…っ……そぅだょ//」







涼介は目を丸くして、ビックリした顔で近付き、私の目をジッと見てきた。


涼介の瞳は…ホントに綺麗…

真っ直ぐで…ホントに綺麗…


汚れのない、その瞳が好きだったよ。






涼「……こころ…」










バレたら終わり…





☆24☆











涼「こころ…可愛いよ♡……来てくれてありがとう……」













ナ「ふふっw 涼介ありがとう//…」












ナ「………バイバイ…」







嬉しくて笑顔になれたのに…


涙が…また……









その時、私はまた、あの光に包まれた。



神「おかえりっ!また早かったやん!」
こ「はっ!神先輩!!!」


私はまた、お花畑にいた。


神「頑張ったな!」


もう…涼介は、私の涼介じゃなくなっちゃったんだ…


こ「うわぁぁぁ〜〜〜〜〜〜んっ!!!神せんぱ〜〜〜〜いっ!!!(泣)」
神「オイオイオイオイっ!どないして〜ん!」
こ「だって!だってえぇぇぇ〜〜っ!!!
私の涼介ぇぇぇ〜〜〜〜っ!!!
おワタおワタおワタぁーーーッ!!!
これから私、どうやって生きていけばいいのよぉーーーッ!!!」


☆25☆

私の足元のお花達が、涙で どんどんビッショリになっていった。


神「ふふっw 泣かんでもええよw」
こ「ヒドッ!!!大失恋した女の子に泣くなって?そんな事…」
神「はいはい、解った!これ見てみーや!」


そう言うと、神先輩はハートのタクトをキラキラと振った。

するとまた、涼介の名前が記載された申請書が、空中に映し出された。


神「お前、頑張ったな!スゲー快挙やで?」
こ「は?なにが?」


私はチョット キレ気味にそう返すと、神先輩はニヤニヤしながら「ココ、ココ」とタクトの先で指した。


『涼介』と記載されていた文字が、ピンクに変わると…







こ「えっ……ウソ………」







こ「か、神先輩……コレって…」
神「おん!おめでとう!…サイナラやっ!」


神先輩のタクトから、放たれたキラキラの輪が、私の体をスッポリと覆った。


☆26☆



ピッ……ピッ……ピッ……ピッ……




ん?…ココは…?

私…シんでないの?





病室の外からの声が、微かに聞こえた。




医「最後のお別れをしてください…」




えっ?
お別れだなんて…

私…生き返ったのにッ!!!




ガラガラっ…



ドアの音がして、誰かが入ってきた…








涼「こころ?……っ…さっきは…来てくれて、ありがとな?」





薄っすらと開いた目に映ったのは、悲しそうな涼介だった。







涼「……俺さ……ダメになりそうだったから………こころが居てくれて…本当に助かった。もう…お前の後を追おうなんて、考えない。」



へっ?
後を追う?

私……助けたんだ!!!




涼「でも…コレからも、俺の傍にいてくれ?な?こころを感じていたいんだよ……っ…」






私の手の甲を、涼介の涙が濡らした。


☆27☆







こ「…ぅ……ぅん…いいよ…ww」







機械の音でかき消されそうなくらい、弱々しい、かすれた声が出た。









涼「えっ…ウソだろ…?……こころ…?」




泣いて充血した目をまん丸くしたビックリ顔は…



こ「ぅん……こころ…だょw」



かすれた声で、そう弱弱しく言うと…

ふぁ〜〜っと、笑顔に変わっていった。



ふたりの間に、暖かい風が吹き抜けた感覚を覚えると…



涼「…っ………奇跡だ…っ…」



と、涼介は笑顔混じりで泣き出した。







こ「泣かないで?」
涼「だってぇ〜〜(笑泣)」




今日、昏睡状態から中々 抜け出せなかった私は、永眠する予定だった。

臓器を待つ、他の患者さんの為に。




こ「涼介が、信じてくれたから……私を感じてくれたから……だから私…戻って来れたんだよ?」



☆28☆


涼介は、まるで小さな子供みたいに涙を拭った。

そして、ニコッ!と笑うと、





涼「そっか!……愛だな//w」
こ「ふふっw 愛…だね//」






っ!!!


不意に抱きしめられた。


その腕は たくましくて、私の憧れそのものだった。








涼「もう、どこにも行くなよ?」
こ「うん//……あ、ねぇ?アレ言って?//」
涼「いいよぉw 」




嬉しい時の涼介だ!
ニヤけた鼻がヒクヒクしてるww





涼「可愛いよ//」
こ「ふふん♡///」
涼「言わせといて照れてるしw」
こ「言っといて照れてるくせに〜w」
涼「ウルサイなぁ!っ!」





っ!!!



ベットの白いシーツに腰掛けた涼介は、照れる涼介をからかう私を黙らせようと…








キスをした……







涼「…//…うるさいと…こうだからな?///」



☆29☆



涼「…//…うるさいと…こうだからな?///」







私達のファーストキス♡







生き返って良かったぁ〜〜ww








こ「また卵焼き作ってあげるね?」
涼「ふっw たのしみにしてるなw」



それからの私達には、笑顔が絶えなかった。








神先輩が見せてくれた申請書には…





『涼介♡こころ』







ピンクに光るその文字は…





永遠の愛を示す。















私がした、最大の『天使のお仕事』

















『キューピッド______________こころ』








☆fin.☆