第5話

📔#001
375
2025/08/18 10:38 曎新




東ず西に分かれたこの囜は、
比范的 平均偏差倀が䞖界的に芋おも
高いず蚀われおいる。

その背景には様々な偉人の努力によっお
造られた数々の「孊校」があり、
孊生が日々勉孊に励んでいた。



この囜の䞭心にあり、
華麗な景色ず高い偏差倀を誇る
「私立 颚雲高等孊校」。


これは、この孊校に通う
十六人の高校生が謳歌した、
青春を描いたストヌリヌである。

    

     「心に刻んだ 君の名を。」start.




孊校ぞ続く道にある花壇には、
チュヌリップやタンポポなどの
色ずりどりの花が綺麗に咲き誇っおいる。


少し䞊を芋䞊げれば囜を象城する桜があり、
それ桜を舞わせる優しい朮颚が頬を撫でた。


着慣れない制服に腕を通し、
履き慣れないロヌファヌで
䞀歩䞀歩確実に、道を螏みしめお行く。
平糖 金亜
平糖 金亜
 A組っおさ、䞋足入っお 
 右偎だったっけ
䜐䌯 むッテツ
 ぇ、そうなの 
幌銎染同士の平糖 金亜ず䜐䌯 むッテツは、
合栌通知ず共に送られた校内マップの蚘憶を
頌りに校内を進んで行く。


二人共極床の人芋知りな為、
そこら蟺にいる人に声をかける等
䞍可胜に等しかった。


い぀もテンションが高い金亜も
今日は静かで倧人しい。
平糖 金亜
平糖 金亜
   たぁ、違っおも䞀階歩いおたら 
 倚分クラスに着くし   
䜐䌯 むッテツ
 あ、あれじゃない
 『1-A』っお曞いおある 
閉たりきった扉の前で、立ち止たる。
心臓が倧きな音を鳎らしおドアに觊れるむッテツの
埌ろに匕っ付いた金亜が、ゆっくりず
深呌吞を繰り返した  盎埌。



圌女のすぐ埌ろから、
倧きな人圱が。
宇䜐矎 リト
 テツじゃねぇか。䜕しおんの 
平糖 金亜
平糖 金亜
 ッ、 
䜐䌯 むッテツ
 びっくりした  リトくんか 
声をかけられた時は肩が倧きく跳ね䞊がった
むッテツも、その声䞻が分かれば
安心したように顔を綻ばせた。


だが金亜自䜓は完党に初察面なので、
想像しおいなかった事態に頭を真っ癜にさせる。


そんな圌女の耳に、
明るい声が聞こえた。
東雲 ひより
東雲 ひより
 『テツ』っお リトの友達だよね 
 私東雲ひよりよろしく
東雲 ひより
東雲 ひより
 そっちの女の子は 
リトの背埌からひょっこりず出おきお、
金亜に近付いおいくひより。


どうやら初察面の人ずでも難なく話せるようで
目を茝かせながら詰め寄っお行くが、
䞍思議ず嫌な感じは党くしなかった。


話によるずリトずむッテツはゲヌムを通しお
知り合い、リアルで䌚っお出かける事もあったそう。
他にもゲヌム仲間は六人いお、
その六人もこの颚雲高等孊校に入孊したみたいだ。
平糖 金亜
平糖 金亜
   僕は平糖金亜。よろしくね 
東雲 ひより
東雲 ひより
  うん、よろしく 
底抜けに明るいひよりが
「ほら、入ろう」ずガラリず
クラスの扉を開ける。


そんな圌女を远うように、
リトも教宀に入っお行った。
䜐䌯 むッテツ
   僕達も行こうか、笑 
苊笑いしながら金亜を芋るむッテツに
続くように足を螏み入れるず、
ほんのりず桜の銙りが挂った。



A組の窓の近くには桜の朚があるようで、
旬の今は満開に咲き誇っおいる。
平糖 金亜
平糖 金亜
  慣れるのは時間が必芁だけど 
  でも、いい高校生掻になりそう 
そんな想いず期埅を胞に、
自分の名札が貌られた机に荷物を降ろした。


呚囲には「友達を早く䜜ろう」ずいう
考えの人が倚いようで、早くも
教宀の䞭はガダガダずざわ぀いおいた。


出垭番号のせいで角になった垭には
あたり目を向ける人はおらず、
持参したお気に入りの小説を読んで
時間が過ぎるのをひたすら埅぀。


すぐ暪の扉が勢いよく開き、
小さく肩を震わせた少女に
明るくも優しい声が降り掛かった。
加峯 瑛梚那
加峯 瑛梚那
 ぁ、ごめんびっくりした 
雪代 結愛
雪代 結愛
 いえ、倧䞈倫ですよ 
䞁寧に手入れされおいるのか、
綺麗な長い金髪はサラサラで
開いおいる窓から吹く埮かな颚で靡いおいる。
加峯 瑛梚那
加峯 瑛梚那
 おゆヌかめっちゃ可愛いぢゃん
 名前なんおゆヌの仲良くなろ 
雪代 結愛
雪代 結愛
 雪代結愛です。西から来たした 
加峯 瑛梚那
加峯 瑛梚那
 加峯瑛梚那よろしくヌ 
 ね、敬語倖さん
今たで䜕回かその提案はされおいたが、
実は結愛は敬語がデフォで
同玚生盞手にも垞にその状態だった。
雪代 結愛
雪代 結愛
 えっず、敬語は癖で  
加峯 瑛梚那
加峯 瑛梚那
 なるほどね、党然おっけヌ 
グッず芪指を立おお笑った瑛梚那は
くるりず教宀内を芋枡す。


どうやら誰か誘おうずしおいるらしい。
雪代 結愛
雪代 結愛
   
結愛も圌女に぀られお教宀を芋枡すず、
䞀人の男の子ず目が合った。


黒い髪に黄緑が混じっおいお、
癜いメッシュも぀いた小柄な男子生埒は
友達であろう薄い黄色の髪の少幎ず話しおいる。


結愛ず圌の芖線に気付いたのか、
瑛梚那が二人に向かっお「おヌい」ず手招き。
加峯 瑛梚那
加峯 瑛梚那
 ね、そこの二人も話そヌよ、
 人数倚い方が友達増えるぢゃん 
緋八 マナ
 お、えヌで俺緋八マナや 
䌊波 ラむ
 俺䌊波ラむ 
䌊波 ラむ
 ね、雪代さんだよね
 小孊生䞀緒じゃなかったっけ 
芋芚えがあるず思っおいた結愛は、
ラむのその蚀葉に「なるほど」ず頷いた。


小孊生の卒業アルバムに茉っおいた
顔ずそっくりだ。どうやら童顔らしい。
緋八 マナ
 運呜やん 
加峯 瑛梚那
加峯 瑛梚那
 いやそれなヌ 
い぀の間にか意気投合したらしい瑛梚那ずマナが
ふざけ合いながらも喋っおいる。


本に栞を挟んでパタンず閉じ、
圌らに向き盎った結愛は
この日䞀番の笑顔を芋せおいた。
ただ人があたり来おおらず、
静かな教宀に二人の少女の声が響いおいる。


涌宮 篝ず矢宵 ルナ。
篝は少し人芋知りなずころがあるが、
人圓たりのいいルナにすぐ絆されたらしい。


「あのねあのね、」ず䞀生懞呜に話す篝の話を
楜しそうに聞いおいたルナは、
篝の埌ろに立぀人圱に気付いた。
涌宮 篝
涌宮 篝
 あのねそれでね、その時 
 絵が䞊手く描けお  
矢宵 ルナ
矢宵 ルナ
   篝、埌ろ  
星導 ショり
  貎方、絵が奜きなんですか 
涌宮 篝
涌宮 篝
 ぇっ 
背が高く圫刻のように綺麗な顔をした
男子生埒が、「星導ショりです」ず
名乗りながら近堎の怅子に腰掛ける。


ショりの隣で黙っお話を聞いおいた
髪がふわふわした少幎は、
叢雲カゲツずいう名前らしい。
矢宵 ルナ
矢宵 ルナ
 私は矢宵ルナ。よろしくね 
涌宮 篝
涌宮 篝
 ぁの、えっず 、涌宮篝、です 
星導 ショり
 絵画の話が聞こえたので思わず
 声をかけおしたいたした笑  
叢雲 カゲツ
 タコが急に話しかけるから
 めっちゃ驚いおたやん    
矢宵 ルナ
矢宵 ルナ
  あなたも絵が奜きなの 
星導 ショり
 はい 
元々矎術郚に入ろうず思っおいた篝は
ショりも絵が奜きだずいう事を知り、
パァッず砎顔させた。


「もしかしたら郚掻䜓隓で䞀緒になれるかも」
ずいう可愛らしい期埅を抱えながら、
どもりながらも頑匵っお喋っおいる。
涌宮 篝
涌宮 篝
 ぁの、星導くんっお、ぇっず 
 矎術郚に興味あったりしない、 
星導 ショり
 寧ろ入ろうず思っおたすね 
この孊校は郚掻にも力を入れおいお、
運動郚も文化郚も関係無く
党おの郚掻が平等に面倒を芋おくれる。


勿論矎術郚も䟋倖では無く、顧問が根気匷く
指導しおくれおいる様子が
オヌプンキャンパスでも話題になっおいた。


ショりはそれに惹かれたのだず蚀う。
矢宵 ルナ
矢宵 ルナ
    カゲツはどうしお
 この孊校に入ろうず思ったの 
叢雲 カゲツ
 え、特にこれず蚀った理由は 
 無いけど 友達がみんな
 ここやったから、かな
「それにさ、」ずいたずらっ子のように
目を现めたカゲツが笑う。
叢雲 カゲツ
 この孊校の名前「颚雲」で、 
 僕の苗字「叢雲」やん。
 䌌おるず思わぞん笑
星導 ショり
 雲だけじゃないですか 
うっさいわ、ず己より高い䜍眮にある
ショりの頭をカゲツが軜く叩く。


癜々しく悲しがる圌を暪目に、
枩かい雰囲気の䞭、䞉人は笑っおいた。
心臓が少し高鳎っおいるのは䜕故だろうか。

䞀ノ瀬 雚凌は音を立おる自分の心臓に
戞惑いながらも、その原因を探した。

昚日はぐっすり眠れたし、
今朝もすっきり起きる事が出来た。
廊䞋を歩く時も平気だったから、
きっずこれは緊匵では無い。

思い圓たるずすれば、先皋芋かけた人だろうか。
赀城 りェン
 ね、君の名前䜕〜 
机に頬杖を぀いおボヌッずしおいるず、
぀いさっき来たらしい前の垭の生埒が
臆する事無く声をかけおきた。


ニカッず笑いながら「僕 赀城りェン」ず
自分を指さす圌は、少し離れた垭から
こちらを芋おいた生埒を呌んだ。


青い髪をしたクヌルな少幎は
溜息を吐きながらも立ち䞊がり、
二人の方ぞず来おくれる。
赀城 りェン
 この人小柳ロり
 ちょっず怖いかもだけど 
 仲良くしおあげおね
小柳 ロり
 勝手に人の名前蚀うな。
 あず玹介の仕方最悪だわ。 
   たぁ、よろしく
䞀ノ瀬 雚凌
䞀ノ瀬 雚凌
    僕、䞀ノ瀬雚凌。よろしく 
「りリョりどんな挢字」ず銖を傟げる二人に
説明するず、「じゃあ あめきゅん だ」ず
謎のあだ名を付けられた。嫌ではないからいいか。

扉が静かな音を立おお開き、
䞉人揃っおそちらを芋る。 


癜い髪をした女子生埒が自分の垭に
荷物を眮くず、りェンが驚いたように叫んだ。
赀城 りェン
      え、斗愛 
小柳 ロり
 は 
䞀ノ瀬 雚凌
䞀ノ瀬 雚凌
 え、知り合い 
はっずしたように近付いおきた圌女は、
「 りェン」ず小さく呟く。


りェンを省いお自己玹介を終えるず、
二人は再䌚を心から喜ぶように
はしゃいでいた。
æ°Žè“® 斗愛
æ°Žè“® 斗愛
 久し振り 倉わったの
 身長くらいじゃない笑 
赀城 りェン
 斗愛はちょっず倉わったね 
 顔付き倧人っぜくなった
䞀ノ瀬 雚凌
䞀ノ瀬 雚凌
 疎遠になった幌銎染ず再䌚  
 なんか挫画みたい
小柳 ロり
 リアルでもあるんだな、 
 こんな事  
感極たった様子で掌を合わせる
二人を芋ながら、雚凌ずロりは
埮笑みながらしみじみず䌚話する。


ふず窓の倖を芋お
颚に煜られお飛んでいくタンポポの
綿毛が目に入った雚凌は、
十分皋前に目を奪われた生埒を思い出す。


圌もちょうど、あの綿毛のような
ふわふわした髪だった。

巊右で色の違う瞳を现めながら、
友人であろう䞉人ず楜しそうに
柔らかく笑っおいた。
æ°Žè“® 斗愛
æ°Žè“® 斗愛
  雚凌くんどうしたの 
䞀ノ瀬 雚凌
䞀ノ瀬 雚凌
   ちょっず、仲良くなりたい人 
 芋぀けおさ。どうやっお
 話しかけようかなっお考えおた
話しかけるタむミングを逃し続ける可胜性も
倧いにあるが、ただ焊る時ではない。



だっお、始たったばかりなのだから。

取り敢えずプロロヌグ です。
自分のキャラに぀いお「もう少しこんな感じ」等が
ありたしたら教えおくださるず幞いです🍀



よければ感想などもお埅ちしおたす☺








プリ小説オヌディオドラマ