第4話

4 話 目 .
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2018/07/04 08:49
[明日…か.]

[本当に煐人さんは教えてくれるんだろうか.
本当の理由を.]

そうこう考えてるうちにいつの間にか寝ていた.

「おい、起きろ おい」

[誰かが私を呼んでる…?どこで.]

「おい、目覚ませって」

『ん、え、あ?!』
そこには グレーのコートを着た男が居た.

『だ、誰!?!?』

見たこともないし 知らない男の人がいるなんて、しかも 玄関からじゃない 窓からだ、

「そんな驚くなって お前を助けに来たんだよ」

[私を助けに…?]

『いやいやいや、待って待って助けに来た人が窓から入ってくる?普通』

と言うより助けに来たって何?私何も不自由してないし…

「まあ 混乱すんのは当たり前だろ」

「お前の誕生日にって頼まれたから早めに来てやったんだぞ」

え、誰に頼まれたの!? てか、今何時!?
などなど 色々思っていると

「大丈夫ですか?梨花様!!」

[あ、お世話してくれてる人だ]

どうするんだ…と思いながら 窓に目をやると

「ほれ、どうする?俺と行くか? それとも この鳥のかごみたいな とこで過ごすか?」

私は正直迷った 相当外にも出ていないし
増しては明日 いや 今日 誕生日… 色々教えてもらう約束をしたが この人も何か知っていそうだし.

「あーそうだそうだ お前今日誕生日だよなぁ」

『そうですけど…?』
なんでこの人が知ってるのか…まだ分からないという顔をしていた。


「お前 俺と来ないと 殺されるからな?」

『え、?』

殺されるってなに…?煐人さんに?どういうこと?

ドンドン!!!!
「梨花様!?大丈夫ですか!?梨花様!! ドアが開かない!!」

「ほら、どうする?((ニヤリ」

『どうすれば…』
混乱していた私は とりあえず窓に目をやると

グレーのコートを着た男が 手を差し出していた。

その背景には 月が綺麗に映っていた

それに引かれるように 私は 手を










出していた。












ガタン!!!


「やっと空いた!!!梨花様!!!!!!」

そこには 窓が空いたままの状態で 誰もいなかった。


煐人がゆっくりと現れた。
「チッ やられたなぁ」

少し 甘く見すぎていたか…

まぁいい 探すしかない.

「叶夢. 頼んだぞ」

"はい. お望み通りに 探して見せます((ニコ "













その頃 梨花は__.


[のこのこ付いてきてしまったけど これからどうすればいいのか…]

「おい、着いたぞ」

汚いところには住みたくな…

ん?意外と綺麗…?

『意外と綺麗…』

「小汚いところに住んでるとでも思ったか」

『え、あ、いや、、』

「フッ まあいい 座れよ」

一人用ソファに腰をかけた .
意外とふかふかしていて すぐ寝れそうだった

いや、そうじゃなくて

『殺されるってどういうこと? 詳しく教えてください!!』

「ん、あー、教えなきゃいけねぇのか めんどくせえ」

『いいから早く』

「へーへー じゃあ まず 結論的に」

ここで軽く聞いた私が馬鹿だったというのに気づくのは遅かった。

















「お前の家水没させたの 煐人だぞ.」

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