『ねぇ!万次郎くん!どこ行くの?』
佐野「知りたい?」
『そりゃ、知りたいよ!』
佐野「えーとね、まだ内緒〜(笑)」
『まだ、言ってくれないんだね(笑)』
佐野「まぁ、そのうち分かるよ」
『うんっ』
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そうこうしているうちに、家であろう建物の前に着いた 。
『えっと、ここは??』
佐野「俺ん家」
『、、、えっ』
佐野「あなた、マジで面白いな(笑)」
『いや、女子を簡単に家に連れて来てもいいのか?って話だよ、!』
佐野「別に俺はどうでもいいからさ」
『そっか、、』
佐野「どうぞっあがって 」
『あ、ありがとう!』
『お邪魔しますっ』
佐野「ゆっくり適当に座って」
『ありがとうっ』
佐野「俺、飲み物取ってくるね」
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なんか、流れで万次郎くんのお家来てしまったけど、(
ちょっと期待してしまう自分がいる 。
『 そんなわけないよねっ 』
佐野「ん?何がそんなわけないの?」
『あっ、戻ってたんだね 』
佐野「 まあね 」
きっと万次郎くんはそういう経験はしてきてると思う 。
ずっと、彼氏とかいない私に無いよきっと ___ 。
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佐野「考え事?」
『うん、まあねっ』
『 あっ、でも気にしないでニコ 』
佐野「 あぁ 」
佐野「 これ、飲み物 」
『 ありがとっ 』
佐野「 うん / 」
ゴクゴク
『 この飲み物とっても美味しいっ 』
佐野「よかった、あなたの笑顔が見れて 」
『 ?? 』
佐野「俺ん家来た時からなんか、緊張してたんかわからんけど、表情が硬いっつーか、なんか 」
「まぁ、よかった 。」
『やっぱりそんな感じだったんだね、わたしっ 』
『男の子のお家行くのなかなか無いからちょっと緊張しちゃって、どうしようかなとか色々考えちゃってて / 』
チュッ
思わず、彼女に唇に “ キス ” をしてしまった 。
『、、、っ 』
『万次郎くんっ …… ? 』
佐野「あっ、ごめん 。」
「 あなたの笑った顔みたらなんか、してた 」
『 、、、、、 』
突然すぎて、何より “ ファーストキス ” だった事に 。
思わず、涙が溢れていた _________
佐野「えっ、涙出てるけど、、」
『 あっ、ごめん! 大丈夫だからっ 』
『 なんか、ファーストキスが万次郎くんでよかったと思うとなぜか涙が 、本当におかしいよね 』
佐野「 別におかしくないと思うけど 」
「 あと、そんなに軽々しくした訳じゃないから 」
「 あなた、俺さお前の事好きだわ 」
「 なんか、俺ヤンキーだし
ガラ悪いかもやけど、マジで惚れた 」
「 こんな俺だけど付き合ってください 」
『 えっ、こんな私でいいの、、? 』
佐野「 むしろ、そうじゃないと嫌 」
『 えへへ、嬉しいっ 』
佐野「んで、答えは?」
『 私でよければよろしくお願いしますっ 』
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付き合うのはやとか思ってる人いるかも(
書いてる自分が思っております、、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。