「こんにちわ。」
これだけで、私は胸がドキドキした。
私は「こんにちわ」と返した。
すぐに既読がついた。
「よかったら、仲良くしてくれませんか?」
○○)……へ
どうせ、暇だしいっか、
「はい!いいですよ!」
「ありがとうございます!!」
なんか、話しやすそうだな。
「あの、名前なんて言うんですか?」
あ、私、何言ってんだろ……
「僕はスビンです!!チョン・スビン!」
○○「そうなんですね!スビン君!」
スビン「はい!あなたは?」
○○「私は○○です!」
スビン「○○さん!可愛い名前ですね!」
○○「全然可愛くないですよㅋㅋ」
スビン「あ、タメでもいいですか?」
○○「うん!タメでいこ!」
スビン「おう!」
○○「スビンは高校生?」
スビン「僕は2年生です!」
○○「んじゃ、一個下だね!」
スビン「どこ高校ですか?」
○○「万端学校だよ!」
スビン「え?!僕もです!!」
○○「そうなの?!」
スビン「うん!え、会いたい!!」
○○「今は無理かなㅋㅋ色々とあってさㅋㅋ」
スビン「なんか、あったの?」
○○「ちょっとねㅋㅋ」
スビン「僕で良ければ相談乗るよ?」
ここで私は甘えがでたのか、全部言いたいことをスビンに言いたい。
○○「でも、迷惑じゃない?」
スビン「迷惑じゃない!!あ、打つの疲れるから通話でもいい?」
○○「ありがとっ……!」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!