サランと俺は幼馴染だった……
家も隣で……
でも、○○が引っ越してきてから……
サランと俺との関係が終わった。
俺とサランが中2の時だった……
○○)あ、あの!
目の前に可愛らしい顔の子が俺に話しかけてきたんだ……
グク)ん?
○○)今日隣に引っ越してきた○○です!よろしくお願いします!!
グク)え、あ、うん!!よろしくね!!
俺はその時○○に一目惚れをしたんだ……
だからずっと○○と一緒にいた
サランの事なんて忘れていた……
サランは○○の親と○○を嫌っていた……
サランの両親もだ……
○○の家族を嫌っていた……
でも、そんなある日
○○が俺の家の前で泣いていた……
グク)○○?!どうしたの?!
○○)お母さんが帰ってこないの…グス
グク)は?
嘘だろ……帰ってこないって……
俺は心当たりがひとつあった。
昨日の夜○○のお母さんとサランの両親がどこかに出かけて行ったのを……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。