今日は彼女の〇〇とデート。
場所は…東京ディズニーランド。
〇〇にとっては、
これが初ディズニーランドらしくて…
「大毅君、見て見て!ミッキーおる!」
「大毅君!これ乗ろ!!」
「大毅くーん!早く、早く~!」
ずっと朝からこんな状態です(笑)
かわいいからいいんですけどね(笑)
お昼すぎ…
ご飯を食べ終えた俺たちは、
再びフラフラと行き先も決めず、
手を繋いで歩きだしていた。
「すごいね…シンデレラ城って…」
気がつけばシンデレラ城の前。
〇〇にとっては初めて生で見る景色。
「せやろ?(笑)」
隣の〇〇はシンデレラ城に感動しすぎて
開いた口が塞がってへん。
「…俺な?夢あんねん。」
「おん…」
「いつか、可愛くて、おもろくて、
俺のことを何よりも好きでいてくれる子に
ここで、プロポーズすんねん」
「………へ?」
あっけに取られていたからか、
反応がイマイチな〇〇。
「ほらッ、はよ行くでッ…//」
恥ずかしくて、腕を引こうとすると、
”大毅君!”と〇〇に呼ばれる。
「な、なんやねん、」
「……そんな子おる?」
「はぁ?…お前、ほんまアホやなぁ…」
「何が?」
「あぁぁぁぁぁ、もう!
……おるやろ、そんなやつ。目の前に、」
”ほら、行くで”と腕を引いて歩き出すも、
お互いの顔はずっと真っ赤でした(笑)
まぁ、3年後、〇〇に
あそこでプロポーズしたんやけどな(笑)
end、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。