第9話

頭の上の手
622
2018/08/06 04:48
体験入部の時間になった。



今日ずっと眼鏡かけてないのはこのためなんだ。



体育館にむかう、、







あなた

すごいひと…てかおんなのこ…

ソリョン、チャンミ、リヘも発見した。


お互い目が合って、一緒にいてくれた。
ソリョン
あ、ねぇねぇ、きたよ!!
ソリョンの先にいたのは。













あ、テヒョン先輩、、
女子たち
キャーーーーーーー!!!
チャンミ
ほんと、かっこいいんだけど、、
ソリョンとチャンミが、目がハートになってる…
リヘ
2人ともあの先輩に一目惚れしたみたいなんだよねー(コソッ)
あなた

あ、、そうなんだあ(コソッ)

どうしよう、なんかもやもやする。
テヒョン先輩も、私に気づいてくれない。

こんだけおんなのこいるもんな…




気づいてくれないならそれでいいや、と

私は体操座りして膝の中に顔を埋める。





なんで歓声なりやまないんだろう…


















と思ってたら
テヒョン
あなたちゃん?
頭の上に誰かの手がある。
思わず顔をあげると








にししってまた笑うあの人。
テヒョン
ありがとー、約束守ってくれて
なんて返したらいいか分からなくて、

思わずその綺麗な顔を見てしまう。


うなずくのが精いっぱい。











テヒョン先輩はまたにししって笑って

個人練習をしだした。





また歓声が聞こえ出す。








でも歓声の中からはっきりきこえた。

小声だったけど、はっきり。




















ソリョン
あなたどういうことよ。

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