僕は、永井玲です。
実は兄さんが大学に受かったんだけど、その大学が遠いから一緒に大学の近くに引っ越して、新しい生活が今日から始まるんです。
僕はとある高校に行くことになって今日が始業式。
少し緊張するな…
やっぱり兄さんは心配性だ。
微笑みながらも心配そうな顔でをふる兄さん。そんなに僕心配される人なのかな?まぁいいか。
▼高校についた▼
自己紹介と言っても何を言えば良いんだろう。
兄の都合で引っ越してきました。よろしくお願いします。で良いか。
▼数分後▼
僕は教室に入った。まだ少し緊張してる。
少し声が震えながらも自己紹介をして軽く頭を下げる。
皆優しかった。拍手をしては、「よろしくー!」とか、「緊張しなくても大丈夫だぜー?w」とか、「なんて呼んだら良いー?」とか色々言ってくれた。
少し嬉しかった。
僕はそう言いながら、その田端という人の隣の席に座った。
と優しく話しかけてくれた。嬉しかった。
とても親しみやすそうな優しい人で安心した。良かった。歩夢くんは優しいから人気者みたいだよなぁ。僕と真逆だなぁ。
と思っていたら
良い友達が出来た気がするな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。