第2話

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2018/11/04 09:33
僕は、永井玲です。
実は兄さんが大学に受かったんだけど、その大学が遠いから一緒に大学の近くに引っ越して、新しい生活が今日から始まるんです。
僕はとある高校に行くことになって今日が始業式。
少し緊張するな…
永井練
永井練
なぁ、玲。一人で大丈夫か?高校まで行く途中にさらわれたりしない?大丈夫?なんなら高校まで一緒に行くよ?
やっぱり兄さんは心配性だ。
永井玲
永井玲
大丈夫だって。僕をさらう人なんて絶対いないし、もう、高校生だよ。しかも2年生。だから、大丈夫。
永井練
永井練
そ、そうか?でも、気を付けろよ?
永井玲
永井玲
うん。分かった。いってきます。
永井練
永井練
あぁ。
微笑みながらも心配そうな顔でをふる兄さん。そんなに僕心配される人なのかな?まぁいいか。
▼高校についた▼
山田先生
お、来ましたか。あなたが、永井玲さんですね?
永井玲
永井玲
あ、はい。そうです。
山田先生
私はあなたの担任の山田といいます。
永井玲
永井玲
よろしくお願いします。
山田先生
では、名前を呼んだら教室に入ってきて自己紹介をしてください。
永井玲
永井玲
あ、分かりました。
自己紹介と言っても何を言えば良いんだろう。
兄の都合で引っ越してきました。よろしくお願いします。で良いか。
▼数分後▼
山田先生
では、永井さん入ってきて下さい。
永井玲
永井玲
あ、はい。
僕は教室に入った。まだ少し緊張してる。
永井玲
永井玲
え、えっと、●●から兄の都合で、転校してきました。永井玲と言います。
よ、よろしくお願いします。
少し声が震えながらも自己紹介をして軽く頭を下げる。
皆優しかった。拍手をしては、「よろしくー!」とか、「緊張しなくても大丈夫だぜー?w」とか、「なんて呼んだら良いー?」とか色々言ってくれた。
少し嬉しかった。
山田先生
はいはい。静かにー。じゃあ、永井さんは後ろの窓側の田端さんの隣の席ねー。
永井玲
永井玲
あ。はい。
僕はそう言いながら、その田端という人の隣の席に座った。
田端歩夢
田端歩夢
よろしくな!俺、田端歩夢!好きに呼んで良いぜ!
と優しく話しかけてくれた。嬉しかった。
永井玲
永井玲
あ、う、うん。僕のことも好きに呼んで良いよ。
田端歩夢
田端歩夢
おう!よろしくな!玲!
とても親しみやすそうな優しい人で安心した。良かった。歩夢くんは優しいから人気者みたいだよなぁ。僕と真逆だなぁ。
と思っていたら
田端歩夢
田端歩夢
なぁなぁ!今日一緒に帰ろ?俺帰宅部だからさ!
永井玲
永井玲
あ、良いよ。僕あっちの方だけど。
田端歩夢
田端歩夢
あ、俺もそっち!じゃあ、一緒に帰ろうな!
永井玲
永井玲
う、うん。
良い友達が出来た気がするな。

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