第4話

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2018/09/17 02:56
永井玲
永井玲
ただいまー。
永井練
永井練
あ!お帰り!大丈夫!?なにもなかった!?
永井玲
永井玲
兄さんは心配性だなぁ。大丈夫だよ。あ、あとね、友達が出来たんだよ。
少し嬉しくて、少し大きな声で言ってしまった。
永井練
永井練
え?
永井玲
永井玲
優しくてね、しかもね、隣の家の子なんだよ!田端歩夢っていう子なんだ!
だから、明日一緒に学校に行くんだ!
永井練
永井練
あ、そ、そうなんだ。それは良かったな。(苦笑)
永井玲
永井玲
うん!
嬉しくて少し大きい声で言い過ぎたかな?苦笑いされちゃった。まぁ、いいや。
永井玲
永井玲
じゃあ、僕、ご飯の準備を……
兄さんに壁に押された
永井玲
永井玲
え。ど、どうしたの…?
永井練
永井練
あのさぁ、その、田端ってやつに何もされてない?
少し低めの声で聞かれる。別になにもしてないし、されてもないのに。
少しこの兄さんは怖かった。
永井玲
永井玲
え。な、何もされてないよ?
永井練
永井練
ほんとに?
永井玲
永井玲
う、うん。
永井練
永井練
……そう。
そういって、兄さんは部屋に戻っていった。
なんだったんだろう。少し気になったが、何事もなかったのように、ご飯をいつも通り作り、二人でいつも通り過ごした。

何故か分からないけど兄さんは僕が寝ようとしたときに、何処かに出掛けていった。

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