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第1話

物語の始まりはいつも唐突だ
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2021/02/11 00:48
カタカタカタカタカタッと無機質な機械音
陽の光が刺さない暗い部屋、唯一明かりがあるとすれば、パソコンの薄暗い光
そんな、生気の感じない部屋にいるのは、一人の少女だ、
宮村七海
宮村七海
…………
宮村七海
宮村七海
ふぅ
宮村七海
宮村七海
終わった……
彼女の名前は宮村七海
ななみ
、高校生だ。
だが、彼女は学校には行っていない。所為、引き籠もりというやつだ。
そんな、彼女は今を騒がす有名な小説家だ。小説家になった理由は至極簡単だ。引き籠もりには、時間がある。それと同時に彼女は本が大好きな文学少女だ。暇だった彼女が新人賞に応募した所入選したのである。
今は、原稿を仕上げたようだ。
宮村七海
宮村七海
これを、担当編集者に送んなきゃ、、
そう言いながら彼女は、原稿を送る
宮村七海
宮村七海
疲れたぁ、
宮村七海
宮村七海
これで、ゆっくりできる……
彼女は、仕事が終わり、寝ようとベッドに移動しようとした。
トゥルルルル、、、
宮村七海
宮村七海
で、んわ?この音は、仕事用のだ
彼女は、眠そうな目を擦りながら受話器に近づく
宮村七海
宮村七海
はい、もしもし……
担当編集者
担当編集者
あっ、もしもし!影海かげうみ先生?
影海というのは、彼女の七海の著名だ。
宮村七海
宮村七海
はい、影海です、どうしましたか?
担当編集者
担当編集者
今回の話もとっても面白かったです!いや〜前まで純文学を書いていたとは思えない面白さでした!ほんと、ラノベ書いて貰ってよかったです!
宮村七海
宮村七海
そっ、そうですか……あ、ありがとうございます。
担当編集者は興奮すると、とても早口になる。七海は、これがとても困る。
だが、文句は言えない何故なら七海は、コミュ障だ。それに、担当編集者は早口にはなるが聞き取れない訳ではない。それに仕事が出来る。的確で早い、だからこそ何も言えない。だが仕事が出来なかったとしても七海は何も言えないが……
担当編集者
担当編集者
で!ここからが本題なんですが……
宮村七海
宮村七海
あっ、はい
担当編集者
担当編集者
影楼かげろうどうなってますか?
宮村七海
宮村七海
あっ、えっとまだ書けてない、です。すみません
担当編集者
担当編集者
あっ、いえいえ大丈夫ですよ〜気分転換に書いて貰ってるラノベもちゃんと売れていますし!
影楼とは、七海のデビュー作だ。だがスランプで最終話が書けていないでいるのだ、そんな時担当編集者が気分転換にとラノベを書く事をススメたのだ。
担当編集者
担当編集者
あと……
宮村七海
宮村七海
担当編集者
担当編集者
学校………行ってる?
宮村七海
宮村七海
………………
宮村七海
宮村七海
いってない、です
担当編集者
担当編集者
そう……
宮村七海
宮村七海
あの、もう大丈夫ですか?
担当編集者
担当編集者
あっ、そ、そうね
担当編集者
担当編集者
大丈夫よ、今回も面白い話ありがとね
宮村七海
宮村七海
ありがとうございました、
プツ、ツーツーツー
宮村七海
宮村七海
…………寝よ
そう言って彼女はまたベッドに近づき、ベッドにダイブする。
さて、ここで何故七海が引き籠もったか理由をお話しようと思う。
七海は、目の色が普通の人とは違う、真っ赤な血の色。だがそれは遺伝や病気ではない。そして、七海は先に話した通りコミュ障だ。人とは違う目の色、しどろもどろに話す姿、それが気味が悪かったんだろう。彼女は、あっという間に虐めの対象となった。皆から気味悪がれ過酷な虐めを受けた七海は完全に心を閉ざしたのだ。
ピコン
宮村七海
宮村七海
んっ、だれ?この音って私の個人メールの音?でも、私のメールアドレス知ってるのお母さんとお父さんだけなのに……
不思議に思いながら七海は、スマホを手探りで探す
宮村七海
宮村七海
あった……
宮村七海
宮村七海
え〜と、内容は…
宮村七海
宮村七海
やぁ、はじめまして影海先生………
宮村七海
宮村七海
どうして私のペンネームを………返信、した方がいいのかな?
七海は、不審がってした。それもそのはず、担当編集者と家族しかしらない秘密を自分の仕事用メールではなく個人メールに送られてきたのだから……
宮村七海
宮村七海
どうして私の著名を?…………送信っと
七海は怖かった、でもそのメールからは悪意が感じられなかった。そして何故かは分からないが何かが劇的に変わる気がしたのだ。
ピコン
宮村七海
宮村七海
あっ、返ってきた
宮村七海
宮村七海
え〜と、、どうしてかと言うと私が神に近しい存在だからだ。そして君に問いたい、君は変わりたいかい?今の何も出来ない無力な自分から……
宮村七海
宮村七海
変わりたいか?そんなの変わりたいに決まってる!
七海は、臆病な自分を変えたいと思っていた。だが仕事にかまけて、仕方がないと自分に言い聞かせ色々な問題から目を背けていた。だからこそ、七海は何も考えずに変わりたい、と返信した。
宮村七海
宮村七海
えっ?!
小さな悲鳴と共に、眩い光が辺りを包み込んだ。
これが物語の始まりだった…………!!

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