病院…
診察室に呼ばれた
『どうしました?』
智は全てを話した。
『…そうですか。みずきさんが話しが出来なくなったのは、今回の事が大きな要因ですね。自分のせいで…と言う思いとショックからです』
『大丈夫ですよ😊今は、のんびりさせてあげて下さい。多少の時間はかかると思いますが、フッと治る事もあります。話が出来なくても、話しかけてあげて下さいね。筆談したり、気分転換させてあげて下さい。なるべくなら1人にせず、誰かと一緒の方が良いんですが…可能ですか?』
『大丈夫ですよ👌かえって良い気分転換になると思いますよ』
『お薬出しておくので、毎食後に飲ませてあげて下さい』
みずきは頭を下げた
病院を後にして…
智side
今俺達が、みずきにやってやらる事は、先生の言うように、気分転換をさせてやる事…1人にしない事…
そして俺は…みずきを守り通す事だけ…
みずきの笑顔を取り戻すだけ…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!