〜過去〜
俺が3歳の時、父さんが……死んだ……俺のせいで、父さんがいなくなった……
それは、ある日のこと……
ボールを追いかけていたら、俺は道路に出てしまった。車が来てるとも知らずに……
父さんは車に引かれそうになった俺をかばうために道路に飛び出した……
((ボンッ!))
奇跡的に俺は大丈夫やったけど父さんは……
母さんの目からは涙がいっぱいこぼれてた……
((ピーポーピーポーピーポー🚨))
あの後父さんは病院に搬送されたが…もう手遅れやった……
((ピーーーー))
母さんは黙って父さんから離れた……
それから数日後、父さんのお葬式を開いた……
さすがに俺も泣かずにはいられなくて大泣きした。
お葬式が終わって家に帰ったらもう父さんはいない……
泣きながら謝る俺を母さんは優しく抱き締めてくれた……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。