佑「ねー!あなたー!」
「おにーちゃんうるさい
お勉強したいの」
佑「もおー」
「別にいーじゃん」
佑「メンバーだって会いたがってるの」
「あーそーですかー
私メンバーさんのこと何も知らないんで
はい帰った帰った」
佑「もおーなにー」
「うるさい
早く出てって
うるさいのがいるといくらなんでも集中出来ない」
佑「そこまで言わなくてもいーじゃん」
「だってうるさいんだもん」
佑「メンバーに会うだけー」
「学生はお勉強しなきゃいけないんですーって言ったの誰ですかー」
佑「、、、」
「はぁー
だったら出てってー
お勉強したいのー」
佑「やだ、ここにいる」
「うっざ」
佑「お兄ちゃんに向かってウザイとは何様だ!!!」
「うるさい
耳痛いから
23歳になったんだからいい加減静かにしてよね」
佑「もぉー」
「前までは優しいだけのお兄ちゃんだったのに」
佑「だけってなによ」
「もぉーうるさい」
母「あなた達ほんと仲良いわよね〜」
「どこがー!」
母「喧嘩するほど仲がいいって言うじゃない」
佑「その通り!今日も仲良し兄妹やってまーす!」
母「仲良いことはいい事ね
でも、ユースケ、あなたのお勉強の邪魔はしない!
はい、邪魔する暇あるならこれ買ってきて」
佑「え、ちょっとー」
「どんまいw
はい、行ってらっしゃーい」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!