「あ、カイくん!」
海「おぉ!」
「ごめんね、待った?」
海「いや?全然」
「そっかそっか
この後どっか行くの?」
海「あ、会うとか言ってて場所とか決めてなかったw」
「行き当たりばったり?」
海「んー、じゃあ家来て!」
「え、逆に行っていいの?」
海「うん、話さなきゃ行けないことあるからさ」
「、?うん、わかった」
海「今日親は仕事いってて妹はダンスのレッスン行ってて家に誰もいないから気にしないで入っちゃっていいよ」
「うん、わかった」
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海「あとからお茶持ってくから先部屋行ってt、、
って場所わかんないか
ついてきて」
「いいよ
待ってるから」
海「そ?」
「往復めんどくさくない?w」
海「んーまあ確かにw
部屋2階だしねw」
「だからいいよw」
海「じゃあ、そこのソファ座ってていいよ」
「ありがと」
海「あなたってさ、兄弟いる?」
「うんいるよー
上に2人」
海「へぇーそうなんだ」
「うん
元気ありすぎてうるさいから迷惑しちゃうわぁ」
海「www
元気なのはいい事じゃん」
「そうだけどうるさすぎてお勉強出来ない!」
海「勉強好きなの?」
「うん、英語が好き」
海「へぇー」
「あ、ねえカイくんって頭いい?」
海「んーん」
「そっかぁ」
海「なに?勉強のこと?」
「うん」
海「勉強教えてもらいたいなら絶対その聞き方は教えてくれる人いないねw」
「え、なんで?」
海「あ、上行こ
行きながら話す」
「あ、うん」
海「続きだけどさ、頭いいか聞かれて自分で頭いいって言うやついる?w」
「いない、大体そう言う人ばかだ」
海「でしょうねw」
「カイくん理系教えてくれる?」
海「できる範囲ならね」
「やった
じゃあ今度教えて?」
海「いいよ?俺でよければ」
「やったー!」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。