家に着いて寝てたのか気がついた時には
5時だった
「……そろそろ終わったかな……」
今日は全体的に部活時間が短いはず……
「あ……山田から連絡くるんだっけ……鬱……」
まぁ、メールだろーし気付かないふりして後で返そ
♪。.:*・゜
「え、は、まって、電話なのかよおおお!!」
携帯の着信音がなる
ディスプレイには山田の文字
「出たくないでたくない……」
プッ
1度切れた
「よかった……」
そこから30分くらいたった
ピ-ンポ-ン
「あれ?荷物頼んでたっけ?誰だ……」
下から母の高い声が聞こえる。
「あなたちゃ~ん!お友達よ~!山田くんだって~」
……は??
なに、家まで来たの……
ストーカーかよ……
「な、なんですか……」
少しだけ顔を覗かせた
「よかった……、電話出ないから倒れたのかと……」
「あの、大丈夫なんで帰ってください……」
怖いよおおお
イケメンならこんなことしても許されるところが
怖いよおおお
「うん、安心した。また明日ね!」
なんだったんだ……
「モテ期?」
母はそんな呑気に言うけどそんないいもんじゃねぇ……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。