告白するよ。あなたに
今日の帰り。
絶対成功させる
そう心に誓ってきた学校
一緒に帰れる約束をまずしてから
学校が終わるのを待つ。
お昼終わってからはすでに緊張MAX
けど何回もシミュレーションしてきた。
言えるとは思うけど…
返事に正直自信はない。
けどこの"友達"という関係は変えたい
数学の授業なんて全然耳に入ってこなくて
横の席のあなたを見つめる
かわいいなあ〜
あなたを見ると余計緊張してきて
寝ることにした。
トントン
あなた「北人くん起きて〜?6時間目終わったよ〜?北人く〜ん!」
北人「んっ」
北人「やべ!爆睡してた!」
あなた「隣見たら寝てるからびっくりしたよ〜笑」
北人「全然記憶ないわ!あなたごめん、あとでノート写させて!」
あなた「しょーがないな〜」
北人「ありがと!」
先生「さいならー」
よし、頑張れ吉野北人!!!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!