第8話

08*
3,281
2024/01/17 04:00
 

 キッと彼を睨んでも、

 クスクス笑って一切動じない

ジミン
ジミン
怒った顔まで可愛いね
(なまえ)
あなた
...っ..//


 息をするように、

 女性を喜ばす言葉を言ってくる




 絶対すごく遊んでる

 わかっているのに、彼の言葉に

 一々反応しちゃうのは何でなの

ジミン
ジミン
上行こうか
(なまえ)
あなた
え..待って、帰るって...
ジミン
ジミン
帰ってもいいけど、
スマホは返さないよ?
(なまえ)
あなた
....いつ返してくれるんですか
ジミン
ジミン
一緒に座れたら?


 とりあえずVIPルームに来いってことだよね


 座ったからって

 すぐ返してくれるわけないと思うけど、

 とりあえず1杯飲んで返してもらおう





 彼に、口で勝てる気がしないもん
(なまえ)
あなた
..1杯だけですよ?
ジミン
ジミン
お…♪
何杯でもいいよ
(なまえ)
あなた
1杯だけ!!
ジミン
ジミン
わかったよㅎㅎ
おいで…?


 彼に手を引かれて、

 1つ上のフロアへ上がる



 繋いだ手は

 フワフワと柔らかくて、

 彼の醸し出す雰囲気とは正反対


ジミン
ジミン
入って…?


 肩を引き寄せられて足を踏み入れたのは、

 さっきまでのフロアの喧騒とはかけ離れた

 落ち着いた雰囲気の部屋


(なまえ)
あなた
ここ…?


 二人で使うとは思えない

 広々とした一室に驚いてしまった
ジミン
ジミン
VIPルームも
入ったことなかった?
(なまえ)
あなた
ない...


 クラブ自体、数回しか来たことないし

 こんな部屋があるなんて知らなかった


ジミン
ジミン
突っ立ってないでおいで?
ヒールだと疲れるでしょ


 促されるまま、

 真っ黒な革張りのソファに腰掛けるけど

 自分の部屋よりも広い場所に

 ポツン..と二人っきりというのが

 なんとも言えない気分になる


(なまえ)
あなた
スマホ..返してください
ジミン
ジミン
ㅋㅋㅋ
(なまえ)
あなた
座ったよ?


 手を出して、

 返すことを催促すると、

 何故か彼のスマホを手に乗せられた

ジミン
ジミン
あなたちゃんの番号入れて?
(なまえ)
あなた
....無理!!


 彼に番号教えるなんて絶対ダメ

 お近づきになったらダメ



 私の頭の中の天使もそう言ってる

ジミン
ジミン
そっか..。
残念だな



 無理矢理にでも聞き出してきそうなのに

 簡単に引いたことに、少し驚いた


ジミン
ジミン
とりあえず1杯飲もうか
(なまえ)
あなた
え...だからスマホ...
ジミン
ジミン
飲んだらね?



 なんだか、彼の手のひらで

 転がされている気がしてならない




 1杯飲んだら、

 その後は、また違う言葉で言いくるめられそう


ジミン
ジミン
シャンパン?
ワイン?
(なまえ)
あなた
...なんでも
ジミン
ジミン
いいね♪
飲める子好きだよ



 そう言って彼が頼んだのは

 またシャンパン



 一口、グラスに口を付けたら

 さっきよりも飲みやすいモノだった


(なまえ)
あなた
...美味しい
ジミン
ジミン
2杯目も飲んでいいよ?ㅎ
(なまえ)
あなた
飲みません…!!


 これ飲んだら、帰るんだから。

 ....今度こそ。

プリ小説オーディオドラマ