第9話

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3,385
2024/01/18 08:45
 
ジミン
ジミン
ねぇ..大丈夫?
(なまえ)
あなた
..っ、だいじょう..ぶ


 さっきまでは

 美味しく飲んでいたはず



 おかしいな..

 そんなに量は飲んでないのに、

 急に酔いが回ってきた



ジミン
ジミン
大丈夫じゃないでしょㅎ


 

 反論したいけど、出来ない



 自力で座っていることもしんどくなって

 ソファに背中を預けて

 クラクラする額に手をあてた

(なまえ)
あなた
はぁ..



ジミン
ジミン
酔ってるね…?
(なまえ)
あなた
ん...


 それは..そう。

 否定は出来ないくらい酔ってる



 身体は熱いし、

 頭はクラクラするし、

 このまま瞳を閉じたら、

 すぐに寝てしまいそう


ジミン
ジミン
ここで寝るの…?
(なまえ)
あなた
..、寝な..い


 働いてない頭でも

 こんな場所で寝てはいけないことくらいわかる



 脳みそを叩き起こして

 ここから帰りたい気持ちはあるのに、

 身体は言うことを聞かなかった


ジミン
ジミン
あなたちゃん。
クラブで酔いすぎたらどうなるか
知ってる…?
 

 クラブで酔いつぶれたことも

 それこそ男の人と一緒にいる時に

 酔いつぶれたこともない




 だから、彼が

 何を言いたいのかわからなかった


(なまえ)
あなた
しらない..
ジミン
ジミン
教えてあげようか?


 彼の方に視線を向けると

 すぐ真横にまで近付いてきていた


(なまえ)
あなた
...っ、冷た..



 不意に私の頬に触れた彼の手は

 驚くほど冷たくて

 火照っていた私には、

 とても気持ちがいいものだった

ジミン
ジミン
その顔そそるわ..
(なまえ)
あなた
へ…?
ジミン
ジミン
本当..可愛いね

 頬にあった手が、

 するり..と、後頭部に回される



 

 視界が揺れたと思ったら、

 何が起きたか理解できないまま、

 気付けば、唇が塞がれていた


(なまえ)
あなた
ン..ん…!?


 くっついては離れて

 何度も繰り返される甘いキス



 彼の胸を押し返しても、

 私の力ではビクともしなかった


(なまえ)
あなた
っ、...やめ..
ジミン
ジミン
やめない..、


 アルコールのせいなのか、

 彼から漂ってくる甘ったるい香りのせいなのか

 柔らかい唇が重なる度

 溶けそうになって、強く拒否できない




ジミン
ジミン
酔いすぎたらどうなる?
吐く?


 今まで吐いたことはない



 というか、そこまで飲んだことがないのが

 正しいのかもしれない


(なまえ)
あなた
...寝ちゃう..
ジミン
ジミン
それなら大丈夫だね
(なまえ)
あなた
...?


 何が大丈夫なのか、

 彼の少ない言葉では理解できないまま

 ソファに押し倒された

(なまえ)
あなた
ちょっ、まって
ジミン
ジミン
もうちょっと酔いな?
良いことしてあげるから


 抵抗しようとした手は、
 
 彼の手に絡め取られて、頭上で一纏めにされる



 状況が理解できないまま、

 再び唇を重ねられて、今度はグっと舌が差し込まれた

(なまえ)
あなた
んんっ...!


 彼の舌と一緒に、

 口内には冷たい液体が注がれる

ジミン
ジミン
溢さず飲んで


 吐き出すことも出来ず、

 そのまま喉に流し込めば、また重なる唇

(なまえ)
あなた
っ、やめ..


 こんな場所で、

 こんなことされていたら、

 どうなってしまうかくらいわかる




 好きでもない人に触れられるのは、

 絶対イヤ




 だけど、これ以上抵抗する術もない


ジミン
ジミン
美味しいでしょ?
(なまえ)
あなた
...っ//


 テヒョンくん以外となんて、

 反吐が出るくらい嫌なはずなのに、

 キスの合間に見せられた、

 彼の微笑みに、何故か胸が高鳴った

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