ピンポーン
…………
『来栖さーん』
トントン
『よろしくお願いします』
『とりあえず検査をしてみないとなんとも言えないので検査して見ましょう。話はそれからのがいいでしょう』
…………
『結果が出るまで待合室でお待ちください』
しばらくして、名前が呼ばれた。
『検査した所、脳に以上はありませんでした。ただ、1つ気になるものが』
『ここなんだけどね?これ滅多にでない影なんだけどもしかしたらこれの事を言ったんじゃないかなっと思ってるんだ』
『活動する分には問題ないよ。』
『ただ、この影が気になるからしばらく月一でいいから通ってもらってもいいかな?その度に検査する事にはなるけど。影の正体が分かればこちらも対策が出来るから』
ガラガラ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。