第4話
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果穂はジャニーズWESTのマネジャーと付き合ってる。
「編集長、新座さんいらっしゃいました!案内済みです」
--応接室--
すぐにわかった。
幼馴染の7人…
みんなかっこよくなってる。
嫌でも情報は入ってくるから見たくなくても見るしかなかったりする。
関わりたくなくて紙を用意して彼らに書いてもらう形にした。
果穂には怒られるってわかってたけど…
打ち合わせは着々と進み
果穂side
あなたがトラブルで一旦離席した。
それよりも7人に会ったことで前向きだったあなたが恐怖で怯えてる様にも見えた。
あなたが一人一人カラーサンプル帳を渡す時微かに震えてた。
打ち合わせが終わる頃のあなたは顔色も悪くなっていた。
そんな無理してたの…?
私は倒れないか、ただそれだけを祈っていた。
あなたが席を外してる間の7人は何か言いたげ。
あなたは震える体に鞭を打って彼らと向き合おうとしてる。
あなたが持ってきたのは
7人が好きだったココアとあなたの手作りクッキー。
ココアが甘い分甘さ控えめ。
私もあなたが作るお菓子の中で好きな物の一つ。
あなたからそれぞれ受け取った後、あなたは私の隣に座った。
仕事の話だとスムーズに会話できるのにプライベートの話になろうとすると俯いてさらに黙ってしまう。
泣きそうな顔してるあなたを宥めた。
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