大貴side
「俺は中1の時心臓病になった。それからずっと入院の繰り返し、Jrの時午後からの仕事とかいなかったのは病院にいたから。あと、デビューしてからも3日間くらいたまに無断で休んでたのは入院してたから。」
必要なことだけ言えばいい。
余計なことは言わない方がいい。
慧『いじめられてたのも心臓病だから...かな』
体育も参加してたし、そんなの誰も知らないよ
先生しか知らないしね
小山「それで、本題に入ると伊野尾には大貴のご飯を作って欲しい。」
「は?なんで...」
小山「数値が下がって、食事制限を改めることになった。それからペースメーカーの手術を受けた方がいいと思う。」
「…そんなの…自分で作れる。そんなのしなくても頑張れるし」
小山「昨日言われたよね?大貴の心臓は負荷を掛けすぎたの、もう限界が近づいてる。移植だってまだまだ先の話だし伊野尾からも説得してやってね」
小山「俺は大貴に無理をしすぎないでほしい。
これからの命を無駄にしないで、決めるのは大貴だから」
慧「......」
大貴「分かったから…少し考えさせて」
そういうと、分かったと言って部屋を出た
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。