大貴side
伊野ちゃんが俺の身代わりになっていじめられてたなんて知らなくて、腹が立った
伊野ちゃんにじゃなくて伊野ちゃんをこんなにしたやつに
あのぐらいの痣ならすぐ消えるけどこれ以上なんて考えただけで嫌で俺は病院を抜け出してもうすぐ昼休みだという学校に向かった
伊野ちゃんに何を言われても一生俺はいじめられ続けるために
まだ授業が終わってない廊下はもう見慣れた風景
どれだけ俺が保健室にいたのか実感する
それだけ担任の先生にも保健の先生にも迷惑かけてたのかと思うとこれからはもう少し我慢しようって思った。
チャイムがなって先生が出てきたのと同時に教室に入った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。