第263話

after story 22
5,478
2022/08/04 14:28






深澤side









向井「秋くんすごいやん!!」

阿部「また映画決まったの?」

「そうー」

目黒「マジすごいね」

渡辺「お前過労死するぞ」

「大袈裟」



メンバー全員が揃ったリビングで


秋のもらってきた映画の台本や


広告、チラシ、原作本を囲むみんな


当の本人は嬉しそうにしてはいるけど


もう慣れているかのように


ソファーに座ってテレビを見てた



宮舘「秋、ご飯は?」

「あー、役決まったし、減量しなきゃだから」

宮舘「おかずだけでも食べたら?」



困った顔をする秋のことをじっと見てれば


そんな顔と目があった


数秒間目があった後


諦めたように笑って



「じゃあ、おかずだけ食べる!」

宮舘「ありがとう」



そんな会話をしてソファーから立ち上がる



「ふっかの目の圧怖すぎー」



なんて、笑いながら逃げるように


ダイニングの方へ行く秋を追いかける



深澤「俺は心配で言ってんの」

「人はそんな簡単に死なないから」

深澤「そもそも、減量するほど太ってない」

「そう見えるだけ、最近お腹出てきたし」

深澤「だとしても、体調管理が下手なの、お前は」

「わかったって」

深澤「わかってないからいっつも倒れるんでしょ」



そんな俺たちの会話を


笑いながら見てるメンバー


俺だって叱りたくて叱ってるわけじゃない



佐久間「マジで毎日やってるよ?」

阿部「よく飽きないね」

「俺は飽きてる、深澤がしつこいだけ」

岩本「秋、じゃあ心配させないぐらいには食べて」

「もうわかったって」



俺の味方についた照がそういえば


視線を落として不貞腐れながら


ご飯を口に運ぶ


そんな、いつも通り騒がしい夜ご飯で


ずっと、秋の映画の台本とにらめっこしてた


ラウールが大きな声を出す



ラウ「あ、!!」

向井「うお、どうしたん、」

ラウ「この相手役の人ってさ、!」



広告に載ったその顔写真を見て思い出す


みんな、多分気づいたんだろう



目黒「あ、俺、前その人に秋くんの連絡先聞かれたわ」

深澤「え?いつ?」

目黒「同じ局で収録の時、わざわざ楽屋まで来て」



みんなの顔が険しくなるのとは正反対に


やっぱり、当本人の秋は


いつもと変わらず落ち着きを払ってた



「まあ、大丈夫でしょ」



この無警戒で、無防備な感じ


完全に危ない予感がした。


きっと、周りの顔からしても


みんなその空気を感じ取っていた














お気に入り2000ありがとうございます!
もう伸び過ぎて意味わかんないです!
とりあえずありがとうございます!!!

プリ小説オーディオドラマ