第93話

91.
15,955
2021/11/23 14:06





次の日の朝


みんなでテレビ撮影のため


いつも通りの時間に起きて


いつも通り3人を起こしに行く


佐久間もラウールもすぐに起きてくれたが


最後の一人は無理だろうな、


なんて思いながらノックをして部屋に入る


やっぱり、ベットの上で爆睡している翔太



『翔太っ、今日仕事、起きて!!』

渡辺「ん、、、」

『ほらっ、はやく!』



そんな俺に


いつも通り眠そうにしながらも


手を伸ばしてくる


翔太の手を引っ張り起き上がらせる



『翔太、おはよ』

渡辺「おはよう、秋、」

『頭とか、痛くない?』

渡辺「めっちゃ痛てぇ」

『バカ、昨日飲み過ぎなんだよ』

渡辺「マジで記憶ねぇわ、」



そんなことを言いながら


頭を抑え笑っている翔太を立ち上がらせ


リビングへ向かった



宮舘「おはよう、翔太」

渡辺「ん、おはよう」

宮舘「体の調子はどう?」

渡辺「絶不調」

阿部「まあ、あれだけ酔ってたらそうなるでしょ」

渡辺「まじでお店出た時から記憶ないわ」

『俺が迎えに行ったんですぅ』

渡辺「えっ、?まじ?」

『まじだよ』

渡辺「ほんとに助かった、ありがと、」



頭の追いついていない翔太を見て笑いながら


みんなで朝ごはんを食べ


マネージャーさんの車で仕事場まで行く


撮影中も頭の回ってない翔太



『大丈夫、?』



小さい声でうしろから喋りかければ



渡辺「大丈夫、」



なんて、言いながら


親指を立てるけど、大丈夫じゃないのは


見ればわかる



『やばそうだったら言えよ』

渡辺「いやっ、でも、俺の自己管理の問題だから、頑張るわ」



なんて、以外にもちゃんとしたことを言うから


驚きながらも、少し安心した


無事撮影が終わりシェアハウスへ帰る


シェアハウスに帰ってからも


気の抜けた翔太を見て



『ちょっと、コンビニ言ってくる』



とだけ言って家を出た











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