第203話

After story 6
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2022/03/13 13:44





目黒「うお、大丈夫すか?」

『あっ、うん。ごめん』



「全然大丈夫」なんて言いながらすぐに体を離す


そのままみんなの所へ戻ろうとしたけど、ここまま戻れば大ブーイングを食らうだけだ


自分でも変えていかなければいけないこともわかっていた



『あのさ、!!』



自分でも驚くぐらい大きい声が出た


後ろから笑いをこらえる翔太の声とそれを叱る舘さんの声が聞こえてくる


それとは反対に不思議そうな顔が俺を見つめていた



『あ、いや、あの、、LINEを、交換したくてっ、』



目を見れないままそう言うと後ろから肩を掴まれる



渡辺「俺もう無理、笑い死ぬ」

宮舘「秋も頑張ってるんだからそういうこと言わないの」



どうやらこんな俺を見て助けに来てくれたらしく



深澤「ごめんね、こいつ人見知りでさ、3人ともLINE交換してあげて」



笑いながらそう言う深澤はすっかり俺の保護者だ


それから3人と無事LINEを交換して


呼び方も強制的に名前呼びにしてもらった



阿部「他には?なんか伝えておきたいこととかない?」



こっちの保護者も俺の顔を覗きながらそう聞いてくる



『うん、無い』

阿部「ほんとに?」

『あ、ある』

阿部「言っときな、絶対ひとりじゃ無理だから」



軽くディスられたことはスルーして


3人にタメ口にして、とお願いしておいた



目黒「なんか秋君可愛い、」

『え、?』



急に変なことを言い出す目黒につい聞きかえす



深澤「分かるぞ、目黒」

『いやいやいや、どこが』



そう言って突っ込む俺に対して



阿部「寝顔とかやばいから」



なんて言いながら何故か話題を広げる阿部ちゃん



岩本「この2人ガチなんだよね」

佐久間「阿部ちゃんとか、意外とね」



変な方向に脱線したことに収集がつかなくなり諦め


その場でただただ下を向いてこの話題が早く終わることを願った



宮舘「秋、顔赤いよ」

『言わなくていいから!!』



そう言って顔を上げると


「でしょ?」なんて言ってまた話しが膨らんでいく


少し3人との仲を進展できた嬉しさと同時に


どこか小っ恥ずかしい気持ちにもなる


相変わらず終わらない会話に


またさっきと同じように「早く終われ」と願った














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