第79話

77.
16,291
2021/11/13 12:00





お昼ご飯を食べてから


商店街を回ったあと、今日泊まる場所へ、


着くとそこには木造建築が、ずらりと並ぶ



『すげぇー、自然って感じ』

阿部「なにそれっ、」

深澤「たまにはこうゆうとこもいいよね」



なんて、会話をしながら


俺らが泊まるバンガローのような所に入る


中はすっごいキレイで2階まであった



『やっば、すごくね?』

阿部「ね、めっちゃ豪華、」

深澤「ちょー木の匂いする」



3人で二階建てのバンガロー内を歩き回る



『夜になるまでにシャワーとか終わらせよっか、』

阿部「そーだね、秋先入ってきな」

『え?いいの、?』

深澤「うん、俺も全然後でいいよ」

『ありがとうっ、じゃあ入ってくる』



洗面所へ行きシャワーを浴びる


出たあともきちんとサラシを巻き


ラフな格好でバンガローのリビングに戻る



『出ましたー、』



俺が言うと代わって、深澤が部屋から出てく


ソファーに座ってテレビを見てる


阿部ちゃんの隣に座り



『今日楽しかった?』



なんて、聞いてみる



阿部「なんでっ、?」

『いやっ、ちゃんと昨日のお礼になってるかなって思って、』

阿部「なってるよ、すっごく」

『ほんとに、?』

阿部「うん、秋の笑ってるとこたくさん見れたし、」

『何それっ、』

阿部「さっきね秋がお風呂入ってる時にふっかと話してたの、」

『え、?なんて?』

阿部「秋が楽しそうに笑ってるのが俺らの幸せだよねって」

『え、なに?酔ってるの?』

阿部「酔ってないよっ、てか飲んでないから」

『なんか、すっごいストレートに言ってくるね』

阿部「照れた?」



急にそんなことを言い出すから


何となく照れてる俺の顔を


笑いながら覗いてくる



『照れてねぇよ、!』



俺も笑いながらそう言い返してやる



阿部「やっぱその顔が一番好き」

『だからっ、なにそれ!!』



また、ドストレートにそんなことを言ってくる


阿部ちゃんにさすがに


顔が暑くなってしまい両手で顔を隠す



阿部「照れてんじゃんっ、!」

『うるせぇっ、阿部ちゃんのせいだろ!!』



ケラケラと笑う阿部ちゃんに


そう言うとまた笑いながらテレビを見始める


少ししてから深澤がお風呂から出てきて


阿部ちゃんが入る


みんなお風呂に入り終わって


リビングでもう少し暗くなるまで


ダラダラしていると



深澤「あ、てか、誰がどのベット使うか決めよ」



なんて、深澤が言い出す


リビングには真ん中にテレビとソファー


両サイドにベットが2つずつある



『いや、でも正直どこでもいいよね』

阿部「まあね、」



俺がそう言うと



深澤「じゃあ俺ここ!!」



なんて言って、子供みたいに


右端のベットにダイブする深澤


それを見て俺もその隣のベットに飛び込む


そんな俺たちに阿部ちゃんも



阿部「えー、俺だけなんか遠い」



なんて、言いながら


俺の向かい側のベットに座る



『すぐに決まったね』

深澤「そうだな、」

阿部「俺、遠い」

『変わる?』

深澤「だめ、」

『なんでだよ』



なんて会話をしている間に


外は暗くなり始めていた


3人で顔を合わせてから


2階へ上がりベランダに出た








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