第48話

46.
18,610
2021/10/16 08:07






きちんとノックをして翔太の部屋に入る


こちらはいつも通り爆睡だった


子供みたいにすやすや寝てるから笑えてくる



『翔太、起きて』

渡辺「えっ、もうあさ、?」

『そうだよ』

渡辺「て、、」



そう言って手を伸ばす翔太


これももう慣れた


呆れながらも翔太の手を引っ張って起こす



『お前シェアハウスする前どーやって起きてたんだよ』

渡辺「秋以外にはこんな事しねぇよ、」

『じゃあ、なんで俺にはするんだよ』

渡辺「知るか」

『はぁ、?』



そんな俺を見て朝から楽しそうに笑う翔太


そんな翔太の後を追って部屋を出た


ラウールも、もうそろそろ起きてるか


なんて、思ったのに



『全然おきてねぇじゃん』



きちんと布団に被って眠っていた



『ほら、ラウール起きて!』

ラウ「あとちょっと、」

『さっきも言ってたよ』

ラウ「だってまだ眠いんだもん、」



なんて、言うけど


本当はもう目が覚めているのはわかってる


ベットの上で駄々をこねるラウールに


いつもだからしょうがないか


なんて思い、無理やり体を起こそうとした瞬間


お腹に激痛が走る


あまりの痛さにベットの横にしゃがみこむ



ラウ「えっ、?秋君?」

『ごめん、ちょっとお腹痛いだけだから』



ベットから出て俺の背中をさすってくれるラウール



『ありがと、ラウール。もう大丈夫』

ラウ「ほんとに、?」

『うん』

ラウ「嘘だったら怒るよ?」



なんて、真剣な顔で俺の顔を覗くから


すっかり痛みの引いた体を起こして応える



『ほんとだから、』

ラウ「また痛くなったら絶対言ってね」

『うん、ありがと』



それから、2人でリビングに向かう



岩本「やっと来た」

宮舘「今日はだいぶ時間かかったんだね」

『ごめん!』

向井「俺お腹すいたわ、!ラウールもはよ座り!!」

ラウ「うんっ、」



それからみんなで席に着く



佐久間「阿部ちゃん今日俺秋の隣がいい」

阿部「え、?全然いいけど、珍しいね」

『まだ言ってんの、?』



そんな俺に、無言で隣に座ってくる佐久間


やっぱり気狂う


なんて思いながらみんなで手を合わせる



目黒「なんか、佐久間君がテンション低いと静かだね、」

深澤「ほんと。佐久間どーした?」

『俺が居なくなる夢見たんだって、それだけでこんなんだよ?おかしくない?』



静かすぎる佐久間に


面白くなって俺が佐久間の代わりにそう言う



佐久間「だって、めっちゃリアルだったもん」

『でも、夢だったんだからいいじゃん』

阿部「あー、でも分かるよ、佐久間」

『分かるの、!?』

阿部「うん、俺も何回かあるから」

『変なの、なんで同じ夢見るんだよっ、』

向井「メンバーだからやない?」

目黒「えっ、でもメンバーだからって同じ夢見たことあるって珍しくない?」

『ね、相当心通じあってんだな』

向井「せやな」



なんて言い合いながら


また、舘さんの作ってくれたごはんを


口に運んだ









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