第35話

三十一話
1,126
2020/07/03 07:36
だが、その反対に、意味をなさず、状況がもっと危うくなるかもしれないと思った。
...どうしよう?
少女は考えた末に事情を説明することになった。
少女は黙っていたことを全て話せば新選組の人もわかってくれるかもしれない。と考えていた
???
...もしかしたら、京の人だと思われてるのかもしれないし
京には昨日ついたばかりだと言えば、少しは私への警戒も薄れるかも。
知り合いらしい知り合いもいないしただ父様を捜しに来ただけだと...。と思っていた。
???
私の性別だって伏せたままだし
少女は息を吸い込むと、思い切り声を上げた。
???
すみません!誰かいませんか!
少女が少し待っていると襖が開かれた。
永倉や斎藤らが顔を出した。
永倉 新八
永倉 新八
大胆だなあ、おまえさん。
永倉 新八
永倉 新八
捕らわれの身分で俺らを呼びつけるなんてよ
永倉 新八
永倉 新八
で、自分から声をかけてくるなんざ、そろそろ腹も決まったのか?
???
そうではなくて...私の話を聞いて欲しいんです
斎藤 一
斎藤 一
恐らく、あんたの事情は汲めないだろう。それでよければ話すといい
???
う...
原田 左之助
原田 左之助
おまえの運の無さには同情する。
原田 左之助
原田 左之助
ま、成仏してくれな
藤堂 平助
藤堂 平助
ほら、男には諦めが肝心だろ?
幹部達は少女が殺される前提で話している。
その時輪廻は一瞬少女が悩んでいるのに気が付いたが何も言わずに少女の決断を待った。

プリ小説オーディオドラマ