...だが、本当は父、雪村綱道を捜しにいきたい。
そう思ってはいるが、結局は雪村は屯所から外に出られていない。
せっかくの手がかりを見つけても足止めを食っているような気になっていた。
まだ父を捜しに行けないのか、土方に聞きに行こうと考えたが
その頃土方は、大阪に出張に行っているはず
どうしようかと思い悩む。
ふと、思い返すと、自分が屯所の造りを知らないことに気付く。
自分が暮らしている場所のことくらい、わかる範囲で知っておきたい。
そう思った雪村は部屋の外に出ると、廊下に座っている輪廻に気付き、部屋の外に誰かが居たことに驚いた。
そして、輪廻は部屋から出てきた雪村を見つめた。
と、正直にいった。
てっきり怒られると思っていた雪村は怒られないことに驚いた。
と、言われたあと雪村は少し、苦笑いをした。
そして、雪村の少し前を歩いた。
それから、輪廻と雪村は広間に向かって歩いていった。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。