第24話

二十三話
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2020/05/08 00:10
少女がうつむいたときに、山南が喋りだした。
山南 敬助
山南 敬助
口さがない方ばかりで申し訳ありません。
山南 敬助
山南 敬助
あまり、怖がらないでくださいね。
山南がそう言うと土方も喋りだした。
土方 歳三
土方 歳三
何言ってんだ。一番怖いのはあんただろ、山南さん
土方さんの言葉に他の人達も同意とばかりに、大きく頷いている。
山南 敬助
山南 敬助
おや、心外ですね。皆さんはともかく、鬼の副長が何を仰るのです?
山南 敬助
山南 敬助
私はいつだって、新選組の規範を一番に考えているだけですよ。
山南 敬助
山南 敬助
その規範...御法度を決めたのは、土方君、君じゃなかったですか?
土方 歳三
土方 歳三
...確かに決めたのは俺だ。だが、今はそんなことを言っているときじゃねぇだろうが...
と、言った後にしばらく二人は薄く笑ったまま見つめあったままでいた。
そうしたら近藤が話し始めた。
近藤 勇
近藤 勇
トシと山南君は、相変わらず仲が良いなぁ。
仲が良いと、言った近藤はぴりついた空気に気付かずそう言った。

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