第18話

十七話
1,172
2020/03/16 11:11
そう、三人が話している内に土方が少女に向かって話していた。
土方 歳三
土方 歳三
...運の無い奴だ。
そう言って、少女に刀を向けた。
土方 歳三
土方 歳三
いいか、逃げるなよ。
土方 歳三
土方 歳三
背を向ければ斬る
そう土方が言うと、少女は段々と目を閉じていき、目が全て閉じると少女は意識を失った。
沖田 総司
沖田 総司
あーあ、土方さんが怖すぎて、この子意識失っちゃたじゃん。
土方 歳三
土方 歳三
てめぇっ、俺が悪いって言いたいのか?
沖田 総司
沖田 総司
別にそうは、言ってませんよ。
と言って二人が言い合いになっていると...
輪廻
輪廻
二人ともいい加減にしろ。
輪廻が一喝すると、
沖田 総司
沖田 総司
ごめん
土方 歳三
土方 歳三
悪い
と言って、謝っていた。
其れを見て、斎藤は呆れていた。
斎藤 一
斎藤 一
副長、死体は如何様に?
そう言い、斎藤は話を戻した。
土方 歳三
土方 歳三
あぁ、羽織を脱がせておけ。
土方 歳三
土方 歳三
後は、監察方にやらせる。
土方 歳三
土方 歳三
死体だけ、置いとけば勝手に世間様が浪士に殺られたと思ってくれりゃあいいが。
斎藤 一
斎藤 一
分かりました。
沖田 総司
沖田 総司
この子どうするんですか?
土方 歳三
土方 歳三
屯所に連れてけ。
沖田 総司
沖田 総司
へぇー、斬らないんだ。
輪廻
輪廻
そんなことはどうでもいいだろ。
輪廻
輪廻
早く戻ろう。
沖田 総司
沖田 総司
そんなに急がなくてもいんじゃない?
輪廻
輪廻
いや、生憎、雪が降っていて、長く居すぎると、体調に変化が起きて、大変なことになってしまうかもしれないからな。
沖田 総司
沖田 総司
じゃあ帰ろうか。
そう言う話になり、屯所に帰ることになった。
そして、少女は輪廻におぶられて屯所に行くことになった。

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