第15話

十四話
1,235
2020/02/25 10:46
こうして、藤堂は準備を進めていった。
藤堂 平助
藤堂 平助
準備、終わった!
輪廻
輪廻
そうか。
藤堂 平助
藤堂 平助
早くやろうぜ!
輪廻
輪廻
あぁ。
沖田 総司
沖田 総司
僕が審判をするよ。
輪廻
輪廻
頼んだ。
藤堂 平助
藤堂 平助
よろしく。
沖田 総司
沖田 総司
それじゃあ、二人とも構えて。
二人が構えたのを見て、沖田は、
沖田 総司
沖田 総司
始めっ!
と言った。
藤堂が先に攻め込んできた。
藤堂 平助
藤堂 平助
はぁぁぁっ!
輪廻はそれをすぐに避けて、藤堂の後ろに回り込んだ。
輪廻
輪廻
後ろが、がら空きだ。
そう言い、後ろから、藤堂の首に木刀を当てた。
沖田 総司
沖田 総司
そこまで、勝者輪廻君。
審判の沖田が試合終了を告げた。
藤堂 平助
藤堂 平助
やっぱ、輪廻、強ぇ~。
沖田 総司
沖田 総司
当たり前でしょ、僕も勝てなかったんだから。
土方 歳三
土方 歳三
それに、輪廻は、全く隙を見せてないしな。
原田 左之助
原田 左之助
あぁ、俺はアイツと闘ったこと無いけど、見てるだけでも、恐怖を感じることあるぜ。
永倉 新八
永倉 新八
それは、俺もある。
永倉 新八
永倉 新八
時々、俺じゃないのに、俺が狙われているような、そんな感じがするんだ。
斎藤 一
斎藤 一
確かにな...。
斎藤 一
斎藤 一
それに、素早く、確実に狙っていて、全てを見切っていているようにも見える。
山南 敬助
山南 敬助
まぁ、今言えることは、彼が不思議な人物と言うことだけですね。
山南 敬助
山南 敬助
彼の事を知っていくには、時間をかけて、彼を知っていくしかありませんね。
などと幹部達は話していた。
そして、幹部達は、時間をかけて輪廻を知っていこうと一人ひとり密かに考えていた。

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