今日は謙杜とタピオカ飲みに行くねんっ!
いいやろ?なんか高校生っぽいな。
...ってこの会話、めっちゃデートみたいやん笑
それは私も思ったけど、口に出さんでええねん!
恥ずかしくなるやろ!
うわぁ、さすが人気店。
めっちゃ並んでるやん。
....ってほんまやん!
めっちゃ浮かれてた!電車乗った時に、女の子に見られたんもそのせいか!
やっばぁ...
そう言いながら、謙杜は両手を広げた。
いやいやいや、この子何言ってんの?
そう言って、謙杜は私に抱きついてきた。
やばい。心臓止まりそう。
っていうか、心臓の音、謙杜に聞こえそう...
...?
この音、私のじゃない?
ってことは謙杜の心臓の音?
ふふっ笑 意外と可愛いとこあるやん笑
こういう会話、何気ない会話も謙杜としてたらなんか楽しい気がする。
大吾くんと?
っていうか、なんか謙杜の目が冷たいんやけど...
でも、大吾くんみたいな優しい人やったら、いいかもなぁ。すっごい尽くしてくれそう。
店員「次のお客様どーぞー」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!