第20話

えぇ、安易なんだけど?止めとけって
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2021/01/23 01:21
てつや「良いの?こんな名前で」
りょう「てつやとそんな変わらないよ、俺は対して名前に思い入れはないからね」
てつや「ていうか、俺とほぼ同じじゃん」
りょう「別に良いだろ?」
てつや「良いけど...」
紙に何個か案が書いてあり、そこで一番大きく書かれている名前が大文字のR
安易だが、人のことは言えない
TとR、んー...
てつや「まぁ名前なんかそんな気にしなくても良いしな!!俺はまだりょうと一緒に仕事するとは言ってないから」
りょう「まだ俺のこと認めてないの?」
てつや「当たり前じゃん、俺が教えて基礎体力上がってるとはいえ、俺の力のまだ五分の一にも満たしてないよ」
りょう「...先が思いやられる」
てつや「ちなみに今週の日曜日には目をつけておいたお宝盗みに行くから」
りょう「明日じゃん......」
てつや「ww、てなわけで、お留守番よろしく!!さーて予告状書かなきゃなぁ...」
パソコンを取り出して、ワープロに文章を打ち、最後の名前の部分にTと大きく打ち込むと、横からRもつけ足され打ち込まれた
てつや「お留守番って言ったじゃん」
別に驚きはしない
どーせ止めたって来るだろう
りょう「俺も連れてって?」
てつや「あーはいはい、邪魔しないなら良いよ」
りょう「それじゃ俺怪盗になる意味ない」
この際だからはっきりと実力の差を見せつけて、止めさせてしまおう
それで自分のサポート役になってもらう
それが一番良いんだから
誰も傷つかない、俺だけが傷つけば良い
そう考えながら予告状を警察にまんま送った
てつや「頑張ってね明日の初仕事」
りょう「了解」
俺もいるけどな、まぁカッコいい姿は見せないといけないなぁ
なんにせよ、俺の目的は宝を盗むことと、りょうの自信喪失
悪く思うなよりょう、俺とお前じゃ生きる世界が違うんだ
お前は光で全うに生き、俺は闇で犯罪を犯す
そんな俺とお前は本当は一緒にいるべきじゃない
もちろん他のメンバーとも
東海オンエア止めなきゃな、と何度思っても実行出来ない
悪いやつだ、俺は...











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